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殺処分ゼロを守りぬくために

よろしくお願い申し上げます。

青い鳥は誹謗中傷や批判を

受けることは滅多にないのですが

時たま 心ない方の批判が

SNSに流されることがあります。

 

従前より申しておりますように

青い鳥の情報発信のスタンスは

「飾らず、隠さず、ありのままに」

お伝えすることを心がけています。

 

ですからご批判やご指摘は

ご意見として承りますが

事実と違うことをSNSで流された時には

訂正しておかなければなりません。

 

最近耳にしたのは

「野良猫のTNR活動をしていない」として

暗に青い鳥を指す情報が流されている

ということでした。

 

TNRとはＴｒａｐ（捕獲して）

Ｎｅｕｔｅｒ（不妊去勢手術をして）

Ｒｅｔｕｒｎ（元の場所に戻す）ことですが

野良猫の増加を防ぐ方法として

全国の町々で採用されており

青い鳥でも以前から取り組んでいます。

青い鳥にはよく

「野良猫を保護してほしい」との依頼があります。

しかしシェルターは飽和状態に近く

これ以上引き取る余裕がないので

TNRをお勧めしています。

しかしご存知ない方がほとんどで
電話が来るたびに

TNRの意味とやり方を説明してきました。

 

●ＴＮＲの意味と効果

●特に人に懐いていない猫には有効

●捕獲器の扱い方（難しくありません）

●避妊去勢をする獣医師への連絡

●手術済みを示す猫の耳先カット

●元の場所に戻す際の注意

１００匹の犬と２００匹の猫を

抱えている私たちには

自身でTNRをする時間はなく

地域の方にご協力して頂いています。

そのために１０台の捕獲器を用意していますが

常に無料で貸し出している状態です。

その際にもきちんと使い方を説明しています。

また捕獲し手術した後の猫（特にメス）は

回復に時間がかかるので

休ませるケージも無料で貸し出しています。

時間があれば現場に同行して

捕獲器を置く場所やセットの仕方を

アドバイスしています。

しかし今は

時間を取るのが難しいのが現状です。

全国でも数少ない「殺処分ゼロ」の町を

今後も維持して行けるように

どうか市民の皆様のご協力をお願いします。

 

青い鳥でもこれまでに数え切れないほど

TNRを実施し指導して来ました。

TNRは地域猫活動のベースであり

ことさら紹介しませんでしたが

そのために「TNRをやっていない」と

誤った受け取り方をされたようです。

 

なお地域でTNRを出来ない方や

手術後の猫を戻すことについて

ご近所の協力を得られない場合には

有料で猫を引き取ることもあります。

 

それについても批判されていますが

犬猫を世話するには人手とお金がかかり

保健所以外からも無料で引き取っていたのでは

運営して行けず

これまで必死に維持し続けて来た殺処分ゼロも

ストップしてしまいます。

 

どうか事実に基づく情報を見て頂き

ご理解下さいますようお願い申し上げます。
 

保護主M様/匿名様/諭吉屋様より