おはようございます。
《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。
空は新しい里親様との出会いを待ちながら
他の成犬たちと共にシェルターで暮らすことになりました。
里親様募集の写真も新しく作りました。
最初の頃の写真と比べるとだいぶ大きくなっています。
*~*~*~*~ 2月 *~*~*~*~
もうご主人様とは会えないんだ・・・って
ぼくは分かった。
譲渡会で貰い手のなかったイチロー君と一緒に
ぼくはシェルターに戻り、ここでの暮らしが始まった。
お家で飼われていた頃とは違い 毎日いろいろなことがある。
そんな色々に、ぼくは出会った。
毎週 保健所から子犬や成犬が引き取られて来る。
みんな不安そうで 哀しい眼をしていたよ。
ぼくも去年の春 同じように港から保護されて来た。
ぼくは先輩として子犬たちとも遊んでやった。
飼い主から保健所に捨てられた老犬が青い鳥にやって来た。
12歳と14歳だって。
ひどい飼い主・・・ぼくだけじゃなかったよ。
こんなに痩せこけて保護されて来る仲間もいたよ。
幸せなあの時のままだったら
ぼくはこうした世界を知ることもなかっただろう。
譲渡会で一緒だったイチロー君に見学があった。
半年ほどぼくが年上だけどよく似てるでしょ。
イチ君はお座りや待てをいっぱいして見せたけど・・・
他のもっと若い子犬がトライアルされて行ったんだ。
*~*~*~*~ 3月 *~*~*~*~
ぼくにもトライアルの話しがあったみたい。
庭付きの一戸建てに住んでいて
飼育経験も豊富な人だってさ。
でも、ずっと外で飼うというので、断ったって。
ぼくはずっと室内で飼われていたし
シェルターも空調されているから
外飼いじゃ ぼくが可哀そうだと思ってくれたんだね。
トライアルが決まった1匹の犬って、イチ君のことさ!
でも、ぼくはもう・・・
あんなに好きだったご主人様の顔も
思い出せなくなってしまったよ。