Story太陽 5. 北の町は寒かろーね

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

1011に周南保健所から引き出して

青い鳥で預かり「人慣れ訓練」をしていた太陽に

ようやく

「この方なら」と思う里親様が見つかりました。

 

それまでにもホタルさんを通して

何人か名乗りを上げて下さいました。

でも 野犬で人間への怖れが強い太陽を飼うには

それなりの覚悟が要ります。

ただ「可哀そう」という同情だけでは

終生飼うのは難しい。

だから青い鳥では譲渡に

かなり厳しい条件をつけていました。

 

ホタルさんはご自身も保健所から引き取った犬猫を

何匹も飼っていらっしゃるのですが

太陽の里親さん探しに

粘り強く手を尽くして下さいました。

ホタルさんの動物愛護のお気持ちには

ピーンと鋼のような筋が通っているようです。

 

そして1117

太陽の里親さんが決まりました。

北海道にお住いのご夫婦です。

青い鳥ではご自宅に伺って譲渡を決めるのが基本で

動物だけ送ることはありません。

しかし北海道まで連れて行くのは不可能です。

今回はホタルさんのリスナーさんということで

信頼し 太陽を送る方法を考えました。

できる限り太陽に負担をかけず

最短時間で北海道の里親様まで届けるには

やはり空輸するのが一番でした。

 

防府市→宇部空港→羽田空港→釧路空港

 

綿密にスケジュールを組み里親様のご都合も伺って

11月28日に送り出すことに決まりました。

 

ホタルさんのツイッター

灰色の背景用11月25日

私の大切な愛おしい太陽

リスナーの皆様と共にこの1ヶ月半近く

遠くから見守り沢山の善意の支援を頂きながら

もう間もなく幸せ掴みに出発します

 

 

*~*~*~*~ 1128*~*~*~*~

 
出発の準備
「太陽」と呼ぶと振り向くようになりました。
 
さあ幸せに向かって出発だよ。
 
自分の運命がわかっているのか
バリケン(キャリーにも寝床にもなる)に
おとなしく入ります。
 
ホタルさんのリスナーさんから送られた
あのバリケンです。
 
太陽も多くの人の善意を嗅ぎとっているのでしょうか?
 
見送りの3人とともに空港に向かって出発。
私たちにとっては「太陽」との別れです。
 
1時間ほどで宇部空港に到着。
 
宇部→羽田→釧路。南から北の大地へ。
 
羽田空港での乗り継ぎも含めて
7・5時間の長旅に備え、飲料水を取り付けます。
 
ハカリに載せて計量。
3人で「太陽」「太陽」と励ましの声掛けを続けます。
 
太陽、何を思っているのでしょうね。
ただ「幸せになるんだよ」という言葉しか出てきません。
 
太陽を載せた飛行機、飛び立ちました。
北の町は寒かろーね。
 
でも太陽がこれまで味わって来た哀しさに較べたら・・・
 
ホタルさんのツイッター
灰色の背景用 
野犬と言われた太陽 
飛行機の貨物室で何を思いながら飛び立って行ったのか?
前を見据え何かを悟ったかの様にも見える力強い眼差し
 
ほんとうですねホタルさん。
あなたの愛情と行動が
また1匹の動物を救いました。
 
実はホタルさんは太陽を引き出す前日にも
周南保健所から期限の迫ったオス犬を引き出し
やはり宇部空港→羽田→札幌というルートで
別の里親さんのもとに送るために奔走していました。
(*上:空くん   下:太陽)
 
図らずも周南から北海道へ続けて2匹が旅をしました。
その顛末はホタルさんのツイッターに載っています。
ほんとうに不思議な、すてきなご縁ですね。
 
続く・・・
 

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