蛇口を締めない限り・・・!②

青い鳥と  一緒に

ニッポン再生!🐾

動こう  描こう  思いやり

 

先日(18日)の続きです。

NPO法人 人と動物の共生センター」さんの

ブログに掲載された水槽モデルに沿ってお話し します。

 

このイラストでは

現在日本中の収容施設にあふれている犬猫を

2つの面から捉えています。

上の蛇口は「余剰犬猫を発生させている」源で

ペット産業・一般飼い主・野外で繁殖 の3つから

水槽(保健所・愛護センター等)に流れ込んでいます。

 

 

●ペット産業にはブリーダーも含まれます。

売れ残った犬猫はいったいどうされるのでしょう?
 
●一般飼い主が蛇口の1つになっているのは
「飼えなくなった」と言って捨てたり保健所に持ち込む
無責任な飼い主が後を絶たないからです。
 
●野外で繁殖 は野良犬猫のことです。
猫については「地域猫」や「TNR(避妊をして放す)」等の
活動が広まっていますが
それは若い人手やパワーのある都市部が中心です。
*地方都市ではなかなか軌道に乗せることが出来ません。
また都会では野良犬は減っているのに
地方都市や山間部では野良犬がなかなか減りません。
都市から山間部に飼い犬を捨てに来る人間もいます。
 
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次に下の蛇口は水槽にあふれた犬猫の出口として

殺処分・保護施設・家庭譲渡の3つを示しています。

 

いま社会で問題となっている「殺処分ゼロ」は

「殺処分」の蛇口を閉めることに焦点を当てがちですが

そこだけを閉めても、上の蛇口を閉めなければ

水槽があふれてしまうことを表しています。

 

●また殺処分の蛇口に「安楽殺」と併記されていますが

安楽死を実施しているのはごく少数です。

*ほとんどの処分施設では経費を抑えるために

炭酸ガスによる窒息死を行なっていて

犬猫は苦しみながら死んで行きます。

 

●家庭への譲渡については

病気や噛みつくなどの問題行動があって

全てが譲渡対象になるわけではありません。

こうした犬猫は愛護センターでは殺処分に回されます。

また健康な子犬や子猫は譲渡先を見つけられますが

病気や生後4~5か月を過ぎた子は譲渡率が落ちます。

成犬・成猫にはあまり声がかかりません。
*欧米の動物愛護先進国では成犬・成猫も
家庭に引き取られて行きますが
日本では収容施設で一生を終える子がいっぱいいます。
 
●保護施設等での飼育については
蛇口に風船が付いてパンパンに膨れあがっています。
この保護施設とは動物愛護団体を指しているのでしょう。
多くの愛護センターでは風船が破裂する前に殺処分して
収容数を調節していますが
*私たち動物愛護団体では引き取りを続ける限り
どこも飽和状態になることは避けられません。
 
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このイラストが示しているように
上の蛇口を閉めない限り
余剰犬猫は減らず、殺処分から救うことも困難です。
 
青い鳥は一昨年の2月から
防府市の保健所に収容される犬猫に関しては
殺処分ゼロを必死で維持し続けて来ましたが
引き取っても引き取っても切りがなく
この2年間でシェルターは
80匹近い成犬成猫で膨れ上がってしまいました。
 
殺処分に回される犬猫を全て保健所から引き出し
防府市で殺処分ゼロを実現したのは’16年2月でした。
その年の12月にふるさと納税(寄付)の団体に指定され 
昨年も皆様からご支援をしていただきました。
お陰さまで多くの犬猫の命を救うことが出来ました。
ほんとうにありがとうございます。
 
この2年間 青い鳥は皆様のご支援に支えられて
必死に殺処分ゼロを維持し続けて来ました。
しかし子犬子猫も含めて常に100匹近い
動物の世話に追われている青い鳥は
いつ風船が破れ、殺処分ゼロの維持を断念するか
わからない窮地に追い込まれています。
 
都市の名の知れた動物愛護団体さんは
多数のボランティアさんに支えられているようですが

地方小都市ではボランティアさんの数も限られ

ぎりぎりの人数で世話をしているので

人間に慣れさせるための「ふれあい」もままなりません

 

私たちは

今も力の限りけん命に闘っています。

その上でお願いします。

 

どうか皆さまの力をお貸しください。
青い鳥のために・・・ではなく
行き場のない小さな命を救うために。
 

 

 

犬○●○●○ラブ●○●○●猫

青い鳥の活動は皆様のご寄付で支えられています。

私たちが「あいかつ」を続けて行けますように

どうかご支援をお願い致します。

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