おはようございます。
《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。
覚えてますか?
「マミーあんこの子育て日記」
昨年8月3日に保健所から引き取った母犬と
まだ目も開いていない6匹の子。
その子育ての様子を
9月20日まで22回にわたって掲載しました。
青い鳥でも犬を母子ともに世話をするのは初めての経験で
リラックスさんが母子部屋の専任となり
授乳から離乳食 そして譲渡まで
真夏の暑さの中を朝晩シェルターの母子部屋に通い
献身的に世話をしてくれました。
6匹の子は あずき♀ あんみつ♀ しるこ♀
おはぎ♀ 黒豆♂ 大福♂と名づけられました。
甘味6の愛らしい姿が読者の心をとらえ
みんなすぐに譲渡されて行きました。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
その1匹アレックス君(大福:昨年9月17日譲渡)が
3月12日(日)にシェルターに遊びに来てくれました。
リラックスさんに連れられ早速あんこママと対面。
半年ぶりです。久しぶり~!
ん? あんただ~れ・・・?
ボ、ボクも、知らな~い・・・
2匹とも初対面のように警戒し
あんこは部屋を飛び出してしまいました。
親子の対面は、こちらの期待したようにはならず
すれ違いに終わりました。
こんなに仲睦まじい母子だったのに
忘れてしまったのでしょうかねぇ。
周りの犬も吠えてうるさいし、人もいっぱいいるし・・・
ボク、緊張したよぉ!
でもあなた お顔がママにそっくりよ。
静かな環境でお互いに匂いを嗅ぎ合えたら
ひょっとして思い出せたのかも・・・?
気を取り直してアレックス君
みんなに芸を披露してくれました。
お手、お座り、待てが
とても上手にできるようになっていました。
ボク、のどが渇いたぁ。お水ちょうだい!
あ、ごめんごめん。
長旅で疲れていたのに、緊張させてしまったね。
ボーダーコリーのようなフサフサの毛で
とても人懐こく可愛いWanちゃんに成長していました。
たくさんのフードやカンパもいただきました。
また、この里親様は
昨年5月に譲渡したゴウ君の里親様の紹介で
青い鳥からアレックス君を貰って下さった方で
ゴウ君の里親様からも
支援物資を預かり持って来て下さいました。
こうしてご支援の輪がどんどん広がって
カンパの品やご寄付が青い鳥に寄せられています。
ありがとうございます。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
「Diary 9/12~18 あんこ母子が伝えてくれたもの」
でこう書きました。
――まだ目も開いていなかった赤ちゃん犬が
コロコロと大きくなって元気に動き回る姿は
生命の不思議を見るようで 感動しました。
思えば ひと昔前までは
犬や猫の出産・子育てを見るのはさほど珍しくなく
五感で命の営みを感じることが出来ました。
そうした命に触れる体験が失われつつある今
あんこファミリーが私たちに伝えてくれたものは
とても大きかったのではないでしょうか。――
その後 母子部屋にはケイティー母子、マリア母子が入り
子犬たちはみんな譲渡され
それぞれの里親様のもとで幸せに暮らしています。
そしてシェルターでは
それぞれの子を健気に育てた母犬たちを
家族に迎えて下さる方をお待ちしております。