Storyかごめ2.「結び」ちゃんが結んでくれた

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 
あちこち旅をしてようやく届いた1通のメール。
そのけなげさと懸命さにうたれ

感動を皆様にお伝えしたくて

昨日のブログでは 何も手を加えずそのまま

メールを逆にたどって行くことにしたので

少し分かりにくかったかも知れませんね。

それにもかかわらず多くの読者から「いいね」を頂けたのは

やはりYNさんのメールに力があったから

心がこもっていたからです。

そして再び

里親様からもYNさんからもステキなお便りが届きました。

 

7月16日

==  里親様からのメール ==

 

里親様に(かごめ⇒)結びちゃんの
野良犬時代を知るYNさんのことをお報せすると
さっそく返事が返って来ました。
 
📧
お忙しい中、ご連絡どうもありがとうございました。
こんなに大切にされて
人の手から手へ結びちゃんが我が家に来てくれたことを
改めて実感することができました。
結びちゃんのルーツを少しでも知ることができてありがたいです。
保護してくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
メールには、うれしそうにしっぽを振っていた、とありましたが
家に来てから結びちゃんはまだ
2、3度しかしっぽは振ってくれません。
やはり保健所での経験などが
人に対しての警戒心をより強くさせてしまったのでしょうか‥。
 
 
家に来た頃はしっぽがお腹のほうまで巻いていたのですが
今は半分上にあがっています。
何よりも顔つきが野犬から飼い犬に近づいてきた感じがします。
夜中に寂しくてキュンキュン鳴くときは
そばに行って撫でてあげると落ちついて眠れるようです。
結びちゃんはまだ散歩はできませんが
中庭に出る練習をしています。
リードとハーネスの1代目は噛みちぎられてしまいました(笑)
 
撫でられるのが好きで
気持ち良さそうな顔を見せてくれるようになりました。
家族には慣れてきましたが
まだまだ懐くといった状態ではないです。
1年、また1年かけて信頼関係を育んでいけたらと思っています。
いつかまた皆さんに、懐いた結びちゃんを
お見せできる事を目標に過ごしたいと思います。
お忙しい中、ご連絡どうもありがとうございました。
またこれからも、結びちゃんの様子をご連絡させてくださいね。
暑い日が続きますが体に気をつけて夏を乗り切りましょうね。
 
 
 
8月2日
==  YNさんからのメール ==
 

やっとたどり着いたメールをブログで紹介してもよろしいですか

とお尋ねしたところ

早速このようなごメッセージが返って来ました。

 

📧

こんにちは。

メール、どうもありがとうございます。

どこかへ長いこと旅をしていた?私のメールの件では

こちらこそ、色んな方にお手数をおかけしました。

でも、どうにかこうにか青い鳥さんに届いたと分かり

とても嬉しかったです。

ただでさえ皆さんお忙しい中、元スタッフの方々からも

丁寧なメールをいただき、とても恐縮しています。

本当にどうもありがとうございました。

 ブログへの掲載のこと、もちろんOKです。

カゴメちゃんのことでは

青い鳥さんにどれだけ感謝してもし切れません。

 

彼女が、私の母の家の周囲にいた頃

近所の人も大人しいカゴメちゃんを可愛がってくれて

時々、食べ残しのご飯を裏庭に置いてくれることもありました。

でも、もしカゴメちゃんが子犬を産んでしまって

この周辺に野良犬が増えたら、きっと問題になると思い

とにかく早くカゴメちゃんに避妊手術をしてあげたかったのですが

用心深いカゴメちゃんをどうしても捕まえることが出来なくて・・・。

 

そんなある日

カゴメちゃんは、どこかのお家の倉庫に入り込んでしまったらしく

保健所へ連絡され、捕獲されてしまったようです。

その時、私は山口にいなくて・・・

母も数日後に近所の人からその事を聞きました。

そして、母から電話で知らされた時には

もう本当に目の前が真っ暗になりました。

(その頃は防府市が殺処分ゼロを継続していることも知らず

むしろ山口県は全国でも処分率が高いと思っていたので

捕獲されたら7日の命だと勝手に思っていました)

 

捕獲されてからもう何日経ってしまっているのか分からず

とにかく生きていて欲しいと願いながら

すぐインターネットで防府市の保健所の連絡先を調べました。

調べる指が震え、そして

もしも・・・と思うと、電話するのが怖くて

やっとの思いで電話して、カゴメちゃんがまだ生きていて

しかも保護されたと知った時

どんなに青い鳥さんと神様仏様に感謝したことか。

とても言葉では言い表せません。

その時に、初めて青い鳥さんのことを知ったのですが

カゴメちゃんの様子を知りたくて、お電話をしたところ

清水さんがとても明るい声で

「大丈夫ですよー、元気ですよ〜」

と親切に応対してくださり

私にはもう女神様の声に聞こえました。

 

それからは、毎日

楽しみに青い鳥さんのブログを読ませていただいています。

カゴメちゃんが登場した時は、きっと50回くらい読みました。(笑)

小さな子犬の命が消えてしまった時は涙で目が腫れて

リュウヘイくんが行方不明になった時は

心は佐波川へ飛んでいました。

きっと、読者の皆さん、同じ気持ちでしょうね。

 

結びちゃんの里親さまも本当に優しい素敵なご家族で

私まで心が温かくなりました。

カゴメちゃんから結びちゃんへ

これからもずっと幸せに暮らしていって欲しいと切に願っています。

長くなってごめんなさい。

お忙しい中、ブログへの掲載も時間がかかるでしょうし

結局掲載は出来なかったということになっても

私はちっとも気にしませんので

無理なさらずにゆっくり進めてくださいね。

よろしくお願いします。 YN

 
~~ 前略YN様 ~~
 
不思議なご縁でこうしてブログで交流させて頂いています。
前回も書きましたように
デジタルの海にも沈まず、ネットの枝から枝へと旅をして
ようやく届いたメッセージの、言葉のひとつひとつの
何と生き生きとして力強いことでしょう。
 
――時々カゴメちゃんにご飯をあげていた母に
彼女が処分されずに元気で保護されたと伝えると
しばらく涙で言葉が出ないようでした。
 
――とても怖がりで用心深く
一度も触らせてくれなかったけれど いつもすぐ側に来て
嬉しそうにシッポを振っていた彼女を思い出します。
 

――カゴメちゃんは

どこかのお家の倉庫に入り込んでしまったらしく

保健所へ連絡され、捕獲されてしまったようです。

 
かごめちゃんが保健所に捕まったのは3月初め。
春まだ浅い頃に寒さで物置に入り込んだのでしょう。
安眠できる場所もない野良たちの哀れさに胸が詰まります。
 

――とにかく生きていて欲しいと願いながら

すぐインターネットで防府市の保健所の連絡先を調べました。

調べる指が震え、そして

もしも・・・と思うと、電話するのが怖くて

 

メールを読みながら何度も胸を衝かれました。
1匹も殺処分してほしくない、殺さないで
必死に活動を続けている私たちには
YNさんのお気持ちがひしひしと伝わって来ました。
 
――カゴメちゃんが登場した時は
きっと50回くらい読みました。(笑)
 
――カゴメちゃんに里親希望のご家族が現れた時は
もうドキドキしてしまって、祈るような気持ちで数日過ごし
しばらくしてトライアル成功のブログを読んだ時は
一人で万歳三唱してしまいました。(笑) 
 
こういう思いで見知った野良の身の上を按じ
青い鳥に保護されてからもブログで
その子がどうなっただろうかと心配してくれる。
そういう優しい方たちがいる。
そんなふうにブログを読んで下さる方たちがいる
・・・ということは嬉しい驚きでした。
 
 
かごめは「結び」ちゃんとなり
里親様、YNさん、青い鳥を結び
さらにブログを通して多くの読者と結んでくれました。
その確かな「温かさ」と「強さ」を胸に刻んで
私たちはこれからも
「あいかつ」を続けて行きたいと思います。
ありがとうございました。
 
 

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