Storyマコよ!④ マコいました!

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

昨年

6月13日にマコが失踪してから約ひと月。

7月10日

 

マコと確定できる目撃情報もなく

餌置き場に設置した監視カメラには

犬が来た形跡は見られません。

私たちは

マコはこの周辺にはもういないと判断しました。

 

それまで餌置きと監視を続けて頂いていた

下関の動物愛護推進員のOさんには

いつまでも労力をかけるわけには行かないので

餌置きと監視を中止してもらい

後はFさん単独の餌置きと捜索に

任せるほかありませんでした。

 

マコの生存を確認できないまま

きっと山奥深くに入って生きている。

野犬の群れに加わったのだろうと推測しました。

 

そんな諦めムードの私たちのもとに

Fさんから

驚きの報せが飛び込んで来ました。

 

*~*~*~ 26日  朝 *~*~*~

 

今マコを見つけました。

私の家から近い山の中です。

70~80メートルほど離れた山道の向うに

白と茶の犬が姿を見せました。

マコです。間違いありません。

写真を撮ったので今から送ります。

 

LINE

まこちゃんの件、本当に申し訳ありません。

 
今朝、姿を自分の目で確認出来ました。
この近くで「チラシの犬に似た犬を見た」
という目撃情報があったので
その近くに餌をおいて毎朝見に行っていたのですが
ようやく見つけました。
マコちゃんに間違いありません。
 
しかし、追いかけると山の中に逃げてしまいます。
帰りたいけど、怖くてかえれない、という様子でした。
保護するにはどうしたらいいか教えていただきたくて
先ほど電話させていただきました。
 
Fさんから送られて来た写真を拡大して見ます。
 
下はシェルターにいた頃の写真です。
マコに間違いありません。
 
 
青い鳥のスタッフが急いで準備を調え
下関に向かいます。
きょうだい犬のマオも一緒です。
 
この日マコの姿を見ることは出来ませんでしたが
Fさんが餌を置いている現場にマオの臭い付けをしました。
 
マコがこの近くに留まっているのは
Fさんの餌やりとマオの臭い付けのお陰でしょう。

 

 

失踪してからひと月半

ようやくマコが生きていることを確認でき

私たちの胸にもぽっと希望の灯がともりました。

飼い主Fさんの胸の内はひとしおでしょう。

 

Fさんは寄せられた目撃情報にもとづいて

毎日その現場に餌やりに通い続け

今朝「ようやくマコと出会った」と

泣きながら報告してくれました。

 

Fさんを知る下関の友人から

「いつか倒れるんじゃないかと思うくらい気に病んで

青い鳥の皆さんに申しわけないと言い続けている。

どう慰めたらいいでしょうか」

と相談を受けていました。

 

私たちには深く傷ついたFさんに

かける言葉も見当たりませんが・・・

「マコが生きて近くにいることが分かったのは

あなたのお陰です。

焦らず長い目で餌やりを続けて

マコとの信頼関係を築くことが大切です。

その内にきっと捕まえるチャンスが訪れますよ」

・・・とアドバイスしました。

 

本当にマコが姿を見せたのは

諦めずに探し続けたFさんの熱意が

マコに届いたのだと思います。

 

FさんからのLINEには

このように綴られていました。

 

LINE

あれから、全てに自信がなくなり真っ暗でした。

今朝、まこちゃんの命を確認出来て
光がさしてきたように感じます。
 

 

続く・・・

 

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