Storyマコよ!⑤ 八か月の沈黙

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 
前回マコがFさんに目撃されたのは
’16年の7月26日でした。

 

今朝、まこちゃんの命を確認出来て
光がさしてきたように感じます。
 
・・・と言って来たFさんですが
時の試練は無情なのでしょうか。
また長い沈黙の時が流れ
次に報告が寄せられたのは
翌’17年3月24日

なんと八か月の沈黙です。

 

この間に私たちの方から

Fさんに連絡を取らなかったのは

「もうこれ以上Fさんの傷口を深くしたくない」

という思いがあったからです。

 

なぜなら

「その後マコは見つけられましたか?」

と聞くことは

「マコはまだ見つかりませんか?」

と問うことと同じになってしまうからです。

どんなに言葉を選んでやさしく尋ねても

それは詰問の刺を含んでしまうでしょう。

 
人づてにFさんのことは
「毎日山に行って犬の行方を探している。
マコちゃんに済まないことをした。
青い鳥さんに申しわけない・・・って。
からだを壊してしまわないかと心配です」
と何度か聞いていました。

 

そっとしておくこと――

それが私たちにできる思いやりでした。

そしてマコについては

生きていることが分かっただけでもいい

せめて山の犬として自由に生きて欲しい

と祈るようにそれだけを願っていました。

 

八か月もの沈黙は

出来事を忘れさせるのに十分の長さです。

私たちはいつかマコのことを忘れかけていました。

八か月の沈黙

でもそれは・・・

私たちがそう表現しただけのことです。

Fさんから報告が飛び込んで来た時に

私たちはそれを知りました。

Fさんは「沈黙」などしていなかったのです。

 

 

*~*~*~ 201724日 ~*~*~*~
 
LINE
 
マコちゃんのことでは
本当に申しわけありません。
あれから何か所かに餌を置いて
様子を見ていましたが
今日の監視カメラにマコちゃんが写っていました。
 
 
間違いなくマコです!
Fさんは
3月に一度マコの姿を見かけてから
何か所かに餌を置いて様子を見ていたそうです。
その後何か月も姿を見ることは出来ませんでしたが
餌の無くなり具合を観察して
何か月もかけて置き場所を絞り
そこを重点的に見ることにしたようです。
 
ご夫婦とも仕事をされているので
出勤の行き帰りに餌をチェックする。
食べているのがマコちゃんかどうか分からないので
監視カメラを設置して撮影していました。
諦めずに八か月もマコを探し続けていたのです。
 
もう「沈黙」などとは言いません。
LINEの短いコメントの中に
溢れるほどの
苦しみと 哀しみと 喜びの
言葉にはならない必死の思いを
私たちは読み取ることができました。
 
 
マコ
もう少しだね。
首輪がきつくなってるだろうな…
 

続く・・・

 

*~*~*~*~*~*~*~*~
 
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青い鳥動物愛護会もの場所で
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