Storyカンロ:生還を導いてくれた“愛”

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

明日26日 11~14時

スマイルほうふでの譲渡会を

予定しておりますが

天候によっては和字のシェルターに

場所を移して開催します。

変更の場合は明朝9時過ぎにお知らせいたします。

 

~*~*~*~

 

一昨日 無事に保護することが出来た

カンロの経過報告です。

 

19日 スタッフLINE 

18:31

 

今日の夕方

12日にトライアルした

カンロ メス5ヵ月

晒石公園付近でいなくなりました
拡散お願い致します🙇

 

 スタッフライン 

 20:31

 

夕刻に

トライアル先のお家で

散歩に連れて行こうとして

首輪とハーネスの2重リードにしていたのですが

それが少し緩かったのか

ハーネスの調せつをしている時に

突然近所で大きな音がして

カンロがパニックになり暴れ

首輪もリードもすり抜けて逃げてしまったそうです。
 

トライアルしてまだ一週間。

見知らぬ環境で 家族にもまだ慣れず

たいがいの犬猫は不安で

本能的に逃げようという気持ちがあります。

遁走の報告があるのも

トライアル期間であることが多く

ちょっとした油断が遁走を引き起こします。

しっかりした絆が出来

犬や猫が「ここが自分の家と家族」と

思うまでにはある程度の時間が要ります。

 

カンロの遁走翌日 

目撃情報が寄せられ

スタッフが直ぐに現場に駆けつけました。

 

20日  スタッフLINE 

10:42

 
カンロ目撃情報です
いま、田島のジョイフルの裏の駐車場から
新田方向に向かって走って行った
という情報が入りました。

今、この辺回ってますが
出会ったのは白い犬で
この写メの子だと思いますが
カンロではありませんでした。

 

いったん逃走すると
見知らぬ環境で道も分からず
トライアル先の家もまだ
自分が帰る場所という認識が無いので
どんどん離れて行ってしまうことが予測されます。
シェルターで暮らしていたので
車の怖さや車道の危険も知らず

交通事故に遭う確率も高い。
 
その後は目撃情報もなく
スタッフの心配はつのるばかりでした。

数日は食べなくても大丈夫ですが
折からの寒さで小雨もぱらつき
帰還はほとんど絶望的。

・・・と諦めかけていた時に

朗報が飛び込んで来ました。

 

23日  スタッフLINE 

4:12

 

PM3時半カンロ捕獲しました

カンロを捜索する時に
駐車場を貸して頂いてたコープの方から

今日の13時半に目撃情報があり

その付近を探しましたが見つからず
駐車場で待機していましたら
15時頃

駐車場の横の空き地に姿を見せたので

“カンロ”と呼んだら

いったん振り向いたのですが
そのまま道路を渡って

散歩道を歩いて行ってしまいました。

急いで後を追いかけて
住宅街に入った時に
また大声で“カンロ”と呼びかけました。

その声に気づいて こちらを振り向きました。

そして私の顔をみとめると

いっさんにこちらに向かって
走って来てくれました。

皆様の御協力とタイミング

カンロが覚えていてくれた事
全てが重なった奇跡でした。

👆

抱くほうも 抱かれる方も

どちらも幸せそうですね。

こうしてカンロはシェルターに戻りました。

 

カンロは
昨年11月18日に
3・5か月ほどで保健所から引き取りました。
トライアルするまで
2か月に満たない期間でしたが
シェルターで世話をしていたスタッフの声と
自分につけられた名前を記憶していたのでしょう。

 

これまでも何度か

犬猫の遁走がありましたが

無事に生還できたものの殆どは

長時間ともに過ごした飼い主や

世話をした人との間に

“愛”の絆があったからです。

犬も猫も やさしい手の温もりを

覚えているんです。

 

犬猫の「帰巣本能」って

愛してくれた人のもとに帰ろう

という強い絆の証なのかもしれませんね。

 

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