おはようございます
《あかるく あいかつ あおい鳥》
1月4日に天井から落ちて30日間
ベッドに仰向けになったまま
起き上がることが出来ない状態でした。
背骨の腰に近い部分が折れているので
動いて、もし脊椎を圧迫し神経を傷めると
「下半身不随になって
一生寝たきりか車椅子の生活になる」
と医師から言われました。
レントゲン検査の結果
手術しなくともいいだろう。
骨が自然にくっ付くのを待つ
ということになりました。
その間はただ寝ているだけが治療です。
“ラッキー!“と思いましたが
これがとんでもない早とちりで
その後
たいへんな苦しみを味わいました。
寝ても覚めても24時間
ただ仰向けにベッドに寝てるだけで
じっとしているしかないのです。
最初の1週間は骨折した部分が痛く
微熱もありました。
やがて背骨の痛みはなくなったのですが
今度は頭痛に襲われるようになりました。
でも
ずーっと仰向けに寝たままの姿勢で
寝返りをうつことも出来ません。
それに加えて
青い鳥のこれからのことを考えると・・・
よくもまあ発狂せずに
ひと月を乗り越えられたものだ と
深く感謝するばかりです。
きっと犬猫が守ってくれたのでしょう。
「あいかつ」を始めてからこれまでの6年間
毎日の睡眠は4~5時間で
朝から晩まで電話が鳴りっぱなしの毎日。
いつも頭がボーっとしている状態で
物事に集中できずド忘れも頻繁。
スタッフやご支援して下さる皆さまに
ご迷惑をかけっぱなしでした。
ですから最初の内は
神様からのプレゼントと思い
積年の寝不足を解消するかのように
1日の半分12時間ほど眠っていました。
自分でも「よくもまあこんなに眠れるなぁ」
と感心するほど眠り続けました。
でもそれも最初の内だけで
寝返りも座ることも出来ず
ただ仰向けに寝たままの姿勢を
ひと月も続けることになろうとは・・・
経験しなければ分からない苦しみですが
そうしてベッドで生活している方が
世の中にはいっぱいいる。
だから弱音を吐いてはいけない。
と視野を広げることが出来たのも
天が教えてくれたのかもしれませんね。
そんなある日の夜、9時頃でした
突然病院内に非常ベルが鳴り響き
「火災が発生しました!」との緊急放送!
心臓が飛び出るほどびっくりしました。
ベッドに横たわったままの私は
どうしたらいいの?
逃げられない!
逃げられる人から逃げて欲しい
・・・と思おうとしましたが
土壇場になると自分の命が惜しい。
とにかく「ワタシも助けて」
と必死に願うばかり。
動けないからこそ分かる自分の本心、小心。
・・・と自身の心と葛藤している内に
看護師さんたちがバタバタと走り始め、
どうか小さな火災でありますように!
と祈り続けて数分経過。
しばらくすると看護師さんたちが大声で
誤報で〜す。皆さん安心してくださ〜い。
との事、良かった!
でもその後は一晩中
青い鳥シェルターの動物たちのことを思って
朝まで眠れませんでした。
シェルターには怪我や病気の子もいて
突発の事故が起きた際には
逃げ場を失う恐れが無いとは言えません。
元気な子も病気の子も
逃げたいと思う気持ちは全く一緒だと
当たり前の事ですが
身に滲みてわかった気がします。
2月4日
ようやく背骨をガードするコルセットが
出来上がりました。
その日はコルセットを着けて
ベッドで上半身を起こし
車椅子に移るだけのリハビリ。
・・・というと簡単そうですが
ひと月間寝たきりだったので
訓練士さんの介助なしでは
フラフラして立ち上がれない状態です。
脚だけでなく体中の筋肉が
弱っていることを知らされました。
次の日は車椅子で病院の中を回りました。
私はこんな所にいたのか と驚いて
周りをキョロキョロと新鮮に眺めました。
そして2月6日
ひと月ぶりにトイレに行きました。
もちろん車椅子で介助付きですが。
着々と元気になっています。
コルセットを着けて座ってみると
お尻の筋肉が無くなっているので
重力に引っ張られお尻が痛い。
さらに
リハビリの先生につかまって立ち上がると
足の筋肉が無くなっているので
重りを付けられているように感じます。
今は車椅子に座っているだけの訓練ですが
最初の日は3分、次の日は10分、
今日は20分しか座っていないのに
ただそれだけでもうクタクタです。
1か月のあいだ寝たままの状態で過ごすと
こんなに筋肉が無くなってしまうんですね。
でも私のリハビリは
少しずつですが前に進んでいます。
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。