StoryマリⅡ12. 棄てる人間。救う人間。

おはようございます

 

人と動物との関わりのなかで翻弄される

犬や猫の境遇をStoryに綴っている内に

いつしか420回目になりました。

 

’18年1月に引き取った子は

その2年半ほど前に譲渡したメスで

飼えなくなったといって戻されて来ました。

しかもひどい皮膚病に冒された状態で。

マリという名でしたが

シェルターには同じ名の子がいたので

マリⅡと名づけました。

2019年にStoryで紹介しました。

長いあいだ一時預かりさんのお家で

看護されながら暮らし

皮膚病もだいぶ改善して下さいました。

そうして青い鳥に戻って来ましたが

100匹近い犬との集団生活のせいか

また皮膚病が悪化し始めました。

その頃のこともStoryで紹介しました。

からだにほとんど毛のないマリⅡには

冬の寒さは厳しいので1匹だけ隔離し

空調の効いた6畳ほどのプレハブで

過ごしていたことも紹介しました。

こんなマリⅡに救いの手を差し伸べ

「うちで預かりましょう」という方が現れました。

 

昨年12月25日のブログの

一部を再掲載します。

👇

12月16日

よしみ:本日、マリⅡ 預かりさんのお宅へ移動します。
久しぶりに、マリを見た方がみんな

キレイになったねー 毛が生えたねーって❣️
シェルターから、いなくなるのはとても淋しいけど

寒い冬を暖かいお家で過ごさせてもらえるのは

とてもありがたいです🙏
元気でね❗️マリ😢

清水久仁子 :預りさんのお家に着きました。

清水代表もよほど嬉しかったのでしょう

何枚もマリⅡを撮っています。

マリⅡもみんなの気持ちが分かったように

じっと見つめ返しています。

 

預かりさんは

清水代表の高校時代の恩師だと聞きました。

陰ながら教え子の活動を目にかけ

ブログを通してシェルターの子たちの事も

よく知っていたようです。

教え子とマリⅡとに対する二重のやさしさが

ジーンと胸に滲みました。

 

* * * * *

 

それから何度か連絡がありました。

そして3か月ほど経ちました。

 

3月25日

 

マリⅡの預かりさんから

近況を知らせる写真が届きました。

📧
マリⅡちゃん元気です。
すっかりリラックス。


今日はお花見に🌸

甲状腺ホルモンのお薬を始めて1ヶ月💊


劇的ビフォーアフターとはいきませんが

少しずつ変化も😉


 

また毛が生えて来ています。

やはり家庭の優しく温かい空気が

一番の薬なのかもしれませんね。

 

3月29日

 

病院で偶然マリⅡに会いました。

熱心に治療と取り組んで下さっています。

犬猫を棄てるのは人間です。

そして

棄てられた犬猫にやさしく温かい手を

差し伸べるのも人間です。

青い鳥はそうした方々の

思いやりによって支えられています。

マリⅡを見ていると

いつもこう聞かれている気がします。

「あなたはどちらの人間になりますか?」と。

 

 

 

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