野良犬の哀れ――群れと厳しい序列の社会

犬  2509 Mornings   三毛猫

 

狼は群れて生きる習性があり

トップαアルファから末尾Ωオメガまで

厳しい順位がある階級社会で

その掟の中で暮らしています。

 

狼の末裔とされる犬たちも

その習性を血の中に残しています。

野良犬が自由気ままに生きている

と思うのは人間の勝手な想像で

食べ物と異性を巡る

熾烈な競争のなかに生きています。

 

下位の犬たちはいつも怯え

食べ物もろくに得ることも出来ず

ガリガリに痩せています。

かれらは「野生動物」などではなく

人間が共に暮らした後で

ごみのように捨て去ったものです。

 

青い鳥に暮らす100匹ほどの犬たちは

保健所から引き取る時点で

避妊・去勢を済ませ 食餌も平等なので

争う必要はないのですが

血に織り込まれた闘争本能から

リーダー格とビリっ子ができ

時折いじめが起きるので

スタッフは気を配っています。

今年6月にシェルターから

下関のご支援者の広い敷地に

8匹を移住させたのも

シェルターの下位で

ビクついて暮らしている子たちを

預かっていただいたからです。

 

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なぜこんなことを書き出したのか

と言いますと・・・つい最近

野良犬社会の過酷さを

まざまざと感じることがあったからです。

現場のLINEを中心に紹介します。

(*ご注意―過酷な話で

朝読むにはふさわしくありません。

傷口の写真もありますので

気にされる方はご注意ください)

 

12月7日

 

清水:妊婦犬の雪と一緒に保健所から引き出しした成犬年齢不詳(高齢かも)ロッキーと命名。


首輪はしていますが噛む子で
病院の看護師さんが噛まれました。
やせ細ってガリガリで脱水症状。
肛門のお尻の穴以外に

3か所も穴が開いており
すべての穴からうんこが出ている状態。


単なる怪我で肛門が破れたのか

腫瘍により破れているのか不明

とのことで検査中。
どちらにしても治療が大変難しく

排便で毎日使う箇所なので

縫っても接着しにくいとのこと。
肛門自体を取り除き
中の腸を出す手術をするかどうか

先生も悩んでいます。


とにかくお尻が痛いので

そこを触られるのではないかと警戒して

すごく噛もうとしています。
レントゲンで内臓は今のところ大丈夫との事。

 

12月9日
清水 : 成犬ロッキー
入院してましたが本日退院。

先生とも話しましたが
ロッキーはおそらく
犬たちから集団リンチにあったようです。
首輪もしているので

飼い主に虐待されたか・・・

捨てられたか、逃げたのか
さ迷っているところを

野良犬たちに囲まれて全身噛まれたようです。
特にお尻は3か所大きな穴が開くほど

酷くかまれたようです。

👇手術前の洗浄した後の写真
大きな穴が3つ確認できます


右横足の付け根も牙が刺さったようで

中の腸まで穴が開いている。
さらに腸の奥にも

感染症による穴が開いていました。

うんこは肛門のからほとんど出られず

肛門の内側に袋のように溜まっていて
そこが膿んで化膿している。
1回の手術では終わらず

経過次第ではまだ1、2回

手術が必要な可能性あり。
他にも体中あちこちに傷があるとのこと。

納豆治療の開始をお願いします🙏
エアコンを入れて暖かくしてください。
他の犬や人間を異常に恐れているので
妊婦部屋のようにカーテンで覆って

目隠しをしてもいいかもしれません

12月10日
yumi :昨日退院したロッキー。
お散歩できました‼️

ガリガリで可哀想ですが

すごく食いしん坊なんで

いっぱい食べて元気になって欲しいです。

人間から捨てられ

犬仲間からも邪魔者扱いされた

ロッキーの哀れさを

感じずにはいられません。

 

犬も猫もノラの社会は過酷です。

そんな環境で生きているかれらを

いたわるどころか

邪魔者として殺処分するなんて

無慈悲な慣例はやめるべきです。

 

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