Humane㉗ 「誰も貰ってくれない子」を引き取りたい

おはようございます

《いっしょに 生きよう あおい鳥》

 

人の温かい思いやりを紹介する

Humaneシリーズ27回目。

いまだコロナ禍の鎮まらぬ中で

いきものへの優しい心づかいを

こうして皆様にお伝えできる幸せを

感じつつPCに向かっています。

 

青い鳥では

保健所(山口健康福祉センター 防府支所)に

収容され1週間の期限内に

引取り手のなかった犬猫は

どんな障害があっても

命がある限りは全て引き取っています。

 

資金も人手も足りない

小さな地方都市の小さな団体にとって

それは運営を圧迫する要因になるのですが

「どんな命も助けたい」という

清水代表の固い信念と

スタッフの頑張りと

ボランティアさん達の熱意と

そして全国の皆様からのご支援によって

辛うじて支えられています。

 

 

ある日 2匹の猫の里親Sさんから 

清水代表に電話がかかって来ました。

 

譲渡した2匹の猫は元気です。

でも相談があるのですが・・・

自分で保護した猫が最近亡くなり

今とっても気持ちが落ち込んで辛い。

逝った子の代わりに

青い鳥から1匹引き取ろうと思っている。

でも 今度は

誰も貰ってくれないような子を

ぜひ迎えたいのだけれど・・・

 

というお話しでした。

そんな申し出をして下さるのは

このブログではお馴染みの

「いきるちゃん」の里親様くらいで

青い鳥から何匹も

障害のある子を引き取って下さいました。

 

Sさんからのお電話で

清水代表の頭に浮かんだのは

保健所にいる子のことでした。

収容期限は6月8日。

どうやら全盲らしく

おそらく引き取り手はないでしょうから

青い鳥に来るはずです。

まさに扉を叩く内側にその子がいる。

このブログで何度もふれましたが

動物の不思議な力が働いたようです。

 

清水代表がその子のことを話すと

Sさんは即座に

「私がその子を引き取ります」

とありがたいご返事を頂きました。

 

以下は代表からの報告です。

 

6月5日

 

清水:本日、保健所に入っていた

全盲の猫ちゃんがトライアルしました。
一時預かりから始めて頂き

里親になって頂くことになりました。 
Sさんが病院に連れて行って下さり

以下の報告が入りました。

👇

大変ぼろぼろの子で

年齢不詳でしたが、獣医さんによると

意外と若く6ヶ月くらいとのことです。
あまりにひどい猫風邪のため

左目は退化し、右目はかろうじて

影くらいは見えているかも・・・。

鼻も詰まり過ぎており

一つの穴がダメになっていて

残り一つしか使えず
それも風邪で詰まっているそうです。

人懐こいのですが、獣医さんに行くと

やはり捨てられると誤解したようで

とても暴れましたが
家に連れて帰り 膝に乗せると

安心してカリカリを食べ

熟睡しました。

名前はヒカル君にします。

 

野良の暮らしの過酷さを

まざまざと教えてくれる子です。

風邪が悪化して目も見えなくなり

全身ボロボロで

一体どうやって命をつないで来たのでしょう。

どんな経緯で保健所に入ったのでしょう。

 

それでもSさんの手の温もりに

希望を感じ取ったのでしょうか

病院で「やはり棄てられると」思い

暴れたという報告が涙を誘います。

 

続く・・・

 

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