おはようございます

《いっしょに　生きよう　あおい鳥》

 

青い鳥には

現在８０匹ほどの犬がいます。

ほとんどが保健所から引き取った子で

野良の母犬から生まれたばかりの子犬

ある程度育ってから捕獲された子

病気や老齢で飼い主に棄てられた成犬

・・・等々で来歴はわかりません。

 

子犬たちは人気が高く

譲渡されやすいのですが

３～４か月過ぎると譲渡率が低くなり

半年過ぎるとますます譲渡の道は狭くなります。

 

譲渡の条件

🐕人に慣れていること 

 

譲渡の道を広げてあげるには

まず人に慣れていることが第一条件。

ですから一時預かりさんのお家で

人と一緒の暮らしに慣らして頂きます。

 

でも一時預かりさんの数は限られるので

すべての子をお家に預けるのは困難です。

そういう子はシェルターで

スタッフやボランティアさんが声をかけ

ふれあって人に慣れさせるようにします。

しかしこれも人手が足りなくて

（もちろん個々の犬の個性もありますが）

なかなか慣れない子もいっぱいいます。

 

<>🐕お散歩できること 

 

犬の場合は次に「散歩できる」ことが

大事な条件になります。

何故かはよく分からないのですが

人＋犬＝散歩

が当然として定着しているようです。

 

ちょっと話が横道にそれますが

先日 電車で出かけた際

 ドア横の席に座っていたら

盲導犬を連れた女性が乗って来たので

席を譲り 私は向かい側の席に移りました。

盲導犬はクリーム色のラブラドールで

女性の足元に伏せをして休んでいます。

おとなしくていい子です。

駅ごとに乗客が乗り降りするのを

目で追って確認するだけで

騒がず動かず落ち着いています。

その見事に訓練された様子に感動し

女性が電車を降りるまでの３０分ほど

向かいの席から飽かず眺めていました。

見ているだけで幸せになります。

 

さて話を戻しますが

盲導犬は「お仕事＝散歩」なのでしょうか？

聴導犬も介助犬もセラピー犬も

人に慣れていなければ務まりませんが

「散歩」は条件に含まれないようです。

・・・と書いて来て ふと気づきました。

「人慣れ」と「散歩」は別々の条件ではなく

きっと同じことなんですね。

つまり人に慣れれば散歩も出来る

散歩できない犬は人に慣れていないから

ということのようです。(違ってるかも？）

 

でも実際に

「お散歩できないから」という理由で

とても可愛いのに

譲渡の道が閉ざされている子たちが

いっぱいいます。

 

今回はお散歩ボランティアさんの紹介です。

もちろんお散歩が出来る犬たちですが

他の子たちもお散歩できるようなればいいな

と願いつつ・・・。

 

７月４日

夕方、たくさんの支援物資を積んで

和字のシェルターに来て下さった

ご家族がいらっしゃいました。

そして
「犬たちのお散歩もします」と

大変ありがたい申し出です。

犬たちも大喜び！

早速　佐波川の河川敷までお散歩。

広々としていて気持ちがいいね。

川の小さな支流に降りました。

犬たちは もうたまらずに突入！

ジャブジャブ ジャブジャブ

夏はこれに限るね！

ボランティアさんの

予期せぬお散歩プレゼントを満喫して

夕暮れの橋をシェルターに戻ります。

本当にありがとうございました。

やっぱり「犬+人+お散歩＝幸せ」

は確かな法則のようですね。

 

このように

ボランティアで犬の散歩をして下さる方は

時々いらっしゃって

人手不足の青い鳥では大助かりです。

先日もこんな方が・・・

「朝のお散歩のボランティアをしたい。

仕事に行く前の７時半くらいから」

という連絡をいただき

翌朝すぐにお見えになりました。
ご近所に住まわれている方で

「また来ますね」と仰って下さいました。

 

朝は犬猫の食餌、糞尿の始末、掃除

何かと忙しく散歩に連れ出す時間がありません。

特にこれからの季節は
暑い日中に連れて行けないので
とても助かります。

青い鳥にいる子たちが
少しでも早く人に慣れて

いっしょにお散歩できるようになり

１匹でも多く家庭に迎え入れられますように
・・・と思って下さる方もいっぱいいて

こうして温かい手を差し伸べて下さる。

心より感謝いたしております。