おはようございます
昨年１０月９日に保健所から引き取った
１～２歳のメス「小麦」
人間への不信感が強く
犬舎の外に出てもドッグランではなく
裏に他の２匹と一緒にうずくまってばかり。
氷のように閉ざしてしまった心を
懸命に溶かそうとするスタッフの取組みを
何度かＳｔｏｒｙで紹介して来ました。
１１月中頃に 小麦を気に入って
里親希望の申し出があったのですが
人間不信でお散歩も出来ないことを告げると
「人に慣れるまで待ってます」
というありがたいご返事。
そこで青い鳥卒業生のサラちゃんのお宅
（あんな⇒ルーシーを預かり
人との暮らしやお散歩に導いて下さった）
に相談したところ
小麦を預かって下さることになり
１１月末からサラちゃんと一緒の
暮らしが始まりました。
その後の小麦の様子は
Ｓｔｏｒｙ３～４で紹介しましたが
あんなの時のようには順調に行かず
お散歩も一進一退でした。
それでも サラちゃんのお宅の方も
焦らずにゆっくりと時間をかけて
やさしく小麦に接して下さったので
少しずつ心を開くようになりました。
また里親希望様も
「早く引き取って自分たちで
お散歩の訓練をさせようか」
と思い悩やみつつも
辛抱強く待って下さいました。
さらに あんな⇒ルーシーの里親様も
九州から駆けつけて
小麦と一緒にお散歩をしてくれるなど
みんなが小麦のために力を貸してくれました。
１匹の犬に対する
こうした温かい思いやりと
何とか幸せにして上げたい
と願う地道な努力が
少しずつ小麦の心を溶かして行きました。
そして
預かりさんのお宅に行ってから３か月後
ついにトライアルに行ける日がやって来ました。
３月５日
よしみ ：本日、小麦トライアルに行きました
どれほど私たちはこの日を待ち望んだことでしょう。
みんなの喜びと不安の中で
小麦はまた
新しい道に１歩を踏み出しました。
続く・・・
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