150匹の猫部屋より②虐待からのレスキュー

 

お待たせしました。

前回の掲載は6月30日。

猫は引き取ったり譲渡したりで

常に数が流動しているので

正確な収容数は把握しにくいのですが

前回より十数匹は増えているはずです。

その反面 経費削減で

スタッフ数は最小限に抑えており

朝夕の食餌、便の始末、砂やシートの交換

ケージの掃除などなどに追われています。

その中で個々の健康チェックや投薬

病院に連れて行き診察・治療も

行なわなければなりません。

 

ただ「動物好き」「可愛いから」

という気持ちだけでは務まりません。

命を守る厳しさをしっかり自覚し

日々取り組んでいる頼もしい方々が

猫シェルターを守って下さっています。

 

だからこそ

忙しい合間にふと見せる

動物愛の優しさと温かさが

じんわりと胸に響いて来るのでしょう。

 

そんな中から幾つかのエピソードを

お伝えします。

 

6月28日

 

万里子 :保健所から緊急引き出し猫
性別不明 白茶 「ビワ」と名づけました。

以前から

「可哀相な猫の鳴き声がする」という

通報は受けていましたが
昨日またレスキューの依頼を受け

ようやく助け出すことが出来ました。
後足に包帯が巻かれています。
 

 清水久仁子 :ビワちゃんはインスタや電話など

数人から「飼い猫が虐待されている」と

これまでにも相談を受けていましたが
飼い猫であり、決定的な証拠がなく

身動きが取れませんでした。

しかし昨日譲渡会に来られた女性が
虐待の様子を詳細に記したメモを

見せて下さったので

その女性と一緒に自治会長さんのお宅を訪ねました。
事情を説明して警察に連絡を入れて頂いてから
警察と保健所に相談しました。

その結果動物愛護法44条違反に

該当すると判断されました。

そして本日

警察と保健所が飼い主さんに話しに行き

青い鳥に引き渡すよう説得し

無事、保護に成功しました。
 

7月2日

 

SAKU:先日保護したビワちゃん。

すごく甘えてくるのですが

猫じゃらしには怯えてました。
引き取った

虐待猫に

今日も愛

 

猫じゃらしに怯えるなんて・・・

いったいどんな虐待を受けていたのでしょう。

こうして青い鳥で

少しずつリハビリが続けられました。

心を開いてくれるといいのですが・・・。

7月21日

SAKU:ボランティアのS君が

ビワちゃんに食べさせてくれました。

 

ビワちゃん

ここはいじめる人がいない

安心していてもいいのだと分かったのでしょうか

人間に少しずつ心を開き始め

少しずつ動き始めました。

 

犬猫の飼い主さんでも

動物愛護法をご存知なく

虐待や飼育放棄をされる方がいます。

しかし

警視庁のポスターにも明記されているように

虐待や遺棄は犯罪です。

飼えなくなったからと言って保健所に連れて行くのも

「遺棄」にあたると私たちは考えています。

 

私たちは

犬や猫の命に対して責任があります。

どんな犬や猫でも

引き取った子に一生懸命に愛を注ぐ。

あいかつは

365日休むことのない活動です。

 

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/川越市T様/保護主様/ボランティアT様より

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