くくり罠で重症を負った成犬チェリー

犬  2985 Mornings   三毛猫

 

この国では国民皆保険のお陰で

誰もが医療を受けることが出来ますが

野良たちの世界では怪我や病気は

命にかかわる問題です。

 

また防府市での殺処分ゼロを実現し

9年目のゼロ維持に取り組む

青い鳥にとっても

動物医療費は運営を圧迫する問題です。

 

そんな野戦病院のような現場を

レポートしています。

 

3月18日

保健所より白のメス犬(年齢不詳)を引き取り
チェリーと名付けました。

 

清水 右の前脚をひどく負傷しているために

病院に行きました。

でも

肝臓の値が悪すぎて手術が出来ないため
入院して様子を見ることになりました。

 

3月22日

清水 チェリー4日間様子を見て
肝臓の値がマシになったため

右脚と不妊手術をすることができました。

指は切断手術となりました。

右前脚の指と足首部分が

完全に骨が出た状態となっていました。

先生の診察では

「多分猪のくくり罠にかかったのだろう」

とのことです。
肝臓の悪い原因がわからないのですが

罠にかかった状態で長時間放置すると

ストレスにより内臓が悪くなるそうで

そのストレスが原因ならば

右脚を手術したので暫くすれば

元に戻るらしいのですが
数値が元に戻らなければ

肝臓の病気の可能性もあるとのことです。
 

暫く肝臓サポートの食事を与えることと
薬が処方されました。


1週間後に傷の様子や肝臓を確かめるため
もう一度診察してもらいます。
再受診までカラーは外さないよう

お願いいたします。

エイズ白血病検査マイナス
ワクチンは肝臓が悪いためしていません。
フィラリア検査マイナス、避妊手術済み。
レボルーション済
 

本日退院しシェルターに到着しました。
周りの犬たちを怖がって

まだ外に出ようとしません。

 

チェリーがなぜ保健所に保護されのか

経緯は分かりませんが
罠にかかったため連れて来られた

のではないかと思われます。

保健所の方によるとチェリーは

保健所でずっと傷口を舐め続け

さらに骨が出てきた、との事でした。

 

青い鳥ではこれまでにも何度か

罠にかかって重傷を負い脚を切断した犬を

保護してきました。

切断した脚は2度と生えては来ません。

 

野生動物による農作物の食被害を

防ぐためのくくり罠は

設置免許が必要ですが

無免許の違法設置も見られ

空腹のため罠にかかる野良犬が絶えません。

 

人と野良の犬猫とが共に生きる場所で

この残酷な方法を改善する道を探ることは

出来ないものでしょうか?

 

Y様/匿名様/下松市S様/奈良市H様/預かりS様/匿名様より

 

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