Story. 陽斗と湊斗:カルテ1号・2号

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

ブログで何度も紹介している

ボランティアのmikaさんから

聞いた話です。

個人でも猫の保護をしているmikaさんには

さまざまな相談が持ち込まれるようです。

 

2月10日に

「子猫を2匹助けてもらえないか」

と依頼がありました。

mikaさんの家では

青い鳥から預かっている猫を含め

たくさんの猫を世話しています。

さらに1週間ほど前に山口市の保健所から

子猫を2匹引き出したばかりでした。

 

そこで

「可哀想だと思うのなら

どうかご自分で命と向き合い

責任を持って里親を探して上げて下さい」

と伝えましたが

何か深い事情がありそうなので尋ねると・・・

子猫は兄弟2匹で

それを保護したのは身体に障害のある方だ

ということがわかりました。

 

 LINE 

 

mika:猫を保護されたのはお二人で

お一人は筋ジストロフィー

もうお一人は肺機能障害で

施設ではなく在宅で療養されている。

お身体が不自由なのに

2匹の子猫の世話をしたり

病院へ連れて行ったりして
懸命に育てようとしていらっしゃる
・・・ということでした。
 
mikaさんもお二人のプライバシーを尊重され
あまり詳しくは話していただけないので
2匹の兄弟猫が
お家に来た経緯は分かりません。
おそらく野良で庭に迷い込んだのを
見捨てることが出来ずに
家に入れたのだろう と想像します。
 
ほんとうは2匹を家族として迎え入れ
自分たちで何とか世話をしようとしたのですが
身体が動かず思うようになりませんでした。
それでも2か月ほどは
何とか頑張って育てて来たようです。
 
 LINE 
 
mika:不自由なお身体で2匹を保護し
苦労しながら育てて来たのですから
別れはさぞ辛かったろうと思います。
でも心から2匹の幸せを願う気持ちで
他の人に託そうと決めたのでしょう。
 
お話をうかがって
私は2匹を受け入れることにしました。
ただ子猫としか聞いていなかったので
会うまではどんな子かも知らず
初対面でした。
サバトラのこんなに可愛い兄弟でした。
2匹は人慣れしていない様子で
緊張してガチガチに固まってました。

そこで 心が落ち着くまで一緒に
わが家の保護部屋で寝ることにしました。

翌日その子たちのかかりつけの病院に
2匹を連れて行きましたが
この子たちには正式な名前がなく
カルテには1号・2号と書かれていました。
私は陽斗(ハルト)君、湊斗(ミナト)君と名づけ 
人馴れしていなかった彼達に愛をそそぎました。
 
mikaさんが2匹を引き取ったのが2月11日。
お二人は不自由なお身体で
約2か月ご自分たちで育てようと
懸命に取り組んだ と聞いています。
ですから
引き取ったのは昨年の暮れ
生後1か月くらいだったと推測できます。
 
親からはぐれたのか
あるいは母猫が託して去ったのか
乳を求めて鳴く子猫を
見捨てることが出来ずに
障害のあるお身体で家に引き入れ
2か月ものあいだよくぞ育てて下さいました。
 
1号・2号としていたのは
入退院を繰り返す自分たちでは
とても育てきれない
いつか別れなければならない子だと知って
あえて名前をつけずにいたのでしょう。
そう思うと
胸にじーんと熱いものが込み上げて来ました。
 
続く・・・
 
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