Storyブチ2.手の平サイズの仔犬たち

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

2016年10月に譲渡した女の子

ブチちゃんの来歴がわからず

諦めかけていた私の目に

未公開の記事のタイトルが

飛び込んで来ました。

作成は’16年9月10日。

ブチは10月4日に1か月ほどで

譲渡したことが分かっているので

もしかしたら・・・

でも もう4年近くも前のことで

内容は覚えていません。

それに 公開しなかった記事は

文章だけで写真は未挿入の事が多いのです。

 

ダメもとで開いて見ることにしました。

(この頃はシェルターは借りていましたが

スタッフの殆どはボランティアさんで

清水代表も活動資金を稼ぐために

よそでフルタイムで働いていました。)

 

9月9日(金)9:30

 
清水 :たった今、港のK㈱さんから「子犬を保護したので引き取ってもらえませんか」との電話がかかってきました。
 私は仕事で忙しいので「夕方の6時半過ぎに伺います」と言うと、いつもなら待っていてくれるのですが、今日は急いでいるらしく、「それなら保健所に連絡します」という雰囲気でした。
 子犬の受け入れは皆さんと相談する必要もあり、どちらにしろ即答もできず、もしかしたら保健所に連絡してもらい、保健所経由にしたほうがいいかもとも思い、それ以上の話はできませんでした。
W: 子犬は何匹ですか?
清水 : まだ聞いていません。ただ毎年K㈱さんからは子犬の引き取り依頼があり、できるだけ良い関係を保って行きたいので、どうすればよいか迷っているところです。
K:夕方まで待って貰えないのなら、保健所経由で引き取ってもいいのでは?
清水 :ええ。でもK㈱さんは、港の野良犬については厄介に感じておられる様子なので、一度保健所に頼むと、これ以後は青い鳥ではなく全て保健所に連絡が行ってしまう可能性があります。
 K㈱さんとは、これまで多くの人たちのご協力を得て、せっかく良い関係が出来てきたところなので、できれば昼過ぎくらいまでにどなたかに引き取りに行って頂けないでしょうか。
 私も心当たりの方に、何人かに電話して見ます。
 
16;00
 
W:先ほどNさんから連絡が入りました。 K㈱の子犬は7匹。まだ目が開いていないようで、生後1週間ほど、ということです。既に引き取ってシェルターに向かわれています。
K :目の開いてない仔犬とは・・・。途方にくれますね。
W :子犬用のサークルを準備していましたが、生後1週間では役に立ちませんね。どのように育てれば良いのでしょうか…
 
4年前のLINEのやり取りが
そのまま残っていました。
読み直して感慨にふけっています。
名前は清水代表以外は
イニシャルにしましたが
この時のメンバーは
今は一人も残っていません。
離合集散は人の世の常とは言え
「居場所のない犬猫を助けたい」
という共通の目的で集まったはずなのに・・・・。
 
理由は私にはよくわかりませんが
 いずれの場合も
「小事にこだわって 大事を忘れる」
という印象が強く
ただ溜め息が出るばかり。
 
そんな人間たちの濁った色模様をよそに
動物たちはいつだってピュアです。
 
16:30
 
W : 子犬たち到着しました。7匹とも目が開いていません。夜、ベテランのGさんが来て下さることになっていて、Gさんのお宅には既にミルクと哺乳瓶、ポットを届けてあります。
 
なんと写真が挿入されていました。
でも これではブチがどれだかわかりません。
果たしてこの中にブチがいるのでしょうか?
 
21:00
 
K : 生後1週間の仔犬達の事はどうなっていますか?
W : 今、Gさんがミルクをあげて下さってます。
K:  ありがとうございます。明日午後からシェルターに行ってみます。手のひらサイズの仔犬だと、私でも無理です。
W : Gさんと話しました。7匹はミルクを元気よく飲んでくれましたが、あまりにも小さすぎるので、「私がします」とGさんが言って下さいました。
 
9月11日 11:00
 
K :ミルクの子は、離乳食になるまではGさんにお願いするしかありませんね。動物病院に初乳の粉があると思いますので、それをミルクや離乳食に混ぜて、少しでも免疫を高めるようにしたらどうでしょうか。
T :Gさんからりミルクの作り方、その他の事、色々ききました。
ボランティアさん達も手伝って下さるそうなので、何とか私たちでやって行けそうです。
 
白3匹 白黒4匹。
7匹のアップの写真が添えられていますが
まだブチがいるかどうか確認できません。
 
15:30
 
K :Gさんを手伝いながら、ミルクを飲ませる方法を教わりました。
仔犬たちは生後1週間なので、導尿しないとオシッコも出ません。ですからミルクの前に導尿する必要があります。
誤嚥しないように1匹ごとにゆっくり飲ませました。ともかく時間がかかります。
手のひらサイズの仔犬達です。
あっ、👇これは・・・?
ブチちゃんに似ていますが
右目を覆っている黒がありません。
成長するに連れ毛色が変わって来ることもあるので
まだわかりませんが・・・。
 
それにしても4年前の下書き原稿に
当時の写真が残されていたなんて!
そして今日こうして
再び陽の目を見ることになろうとは・・・
不思議な回り合わせです。
 
まだ特定はできませんが
ブチちゃんは
港のK㈱から引き取った7匹の内の
1匹であることは間違いないようです。
 
続く・・・
 
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