おはようございます

《いっしょに　生きよう　あおい鳥》

 

保健所等から青い鳥が引き取った子のうち

譲渡される比率はどのくらいなのか

正確なデータはとっていませんが

７０～８０％ではないかと思います。

それが多いか少ないかは

意見の分かれるところでしょうが

一般的な経営収支から見たら

流入オーバーで完全な赤字です。

 

Ｄｉａｒｙでもオープンに報告していますが

毎週のように息を引き取る子がいます。

それを見て「青い鳥は死亡率が高い」と

指弾する方もいらっしゃいますが

それは違います。

青い鳥は保健所にこうお願いしています。

病気や障害があっても生きている限り

全て引き取らせて下さい。

 

そしてほとんど全て病院の診断治療を受け

たとえ１日で逝っても

名前をつけ花で飾って弔います。

ガス室でゴミのように処分されるよりは

ほんのわずかでも幸せだと思うからです。

 

そうして逝った子の生きた証しとして

Ｄｉａｒｙには欠かさず載せ

時折ブログで短かった生を悼んでいます。

 

８月１日

 スタッフＬＩＮＥ 

 

16:16 Yumi エイズ部屋の浅三郎

倒れており病院に運びました。

３４度の低体温　低血糖
肝障害と黄疸で腹水が溜まっています。
注射と点滴をしましたが
この２、３日で亡くなる可能性が高いそうです。

部屋に戻すのは忍びないので

自宅に連れ帰って温かくしてあげます。

８月２日

6:53 Yumi 浅三郎亡くなりました。
昨日の受診後

自宅に連れ帰り見守っていました。

“浅三郎”と呼びかけると

顔を上げたりしていましたが

明け方うちの猫に看取られて旅立ちました。

浅三郎くんが亡くなったあと

うちの猫が舐めてサヨナラを言っているようでした。

9:21 Yumi エイズ部屋にいる時　耳ダニが酷く

ケージに入れてお世話をしたりしていましたが

なかなか懐いてくれず、、、

ケージを出た後は、あまり刺激をしないで

そっとしていました。
昨日、エイズ部屋で私が発見した時は

ものすごい勢いで

体調が悪いことをアピールしていたので

病院に連れて行きましたが・・・。

 

浅三郎は５月６日に

青い鳥のスタッフが保護して連れて来た子です。

高齢女性のお宅にもぐり込んだ

メス猫から生まれた４匹の内の１匹でした。

外で餌だけもらっていた生活で

ある日突然

餌をやっていた女性が体調を崩し

介護施設に入所されたので

飼育放棄されてしまいました。

 

近くに住んでいたスタッフが

母猫と子猫たちに２か月間餌を運んで

徐々に慣らしてから

ようやく洗濯袋に入れて捕獲し

そのまま避妊、去勢手術しました。

浅三郎は食欲旺盛で

真っ先に餌を食べに来るほど元気だったそうです。

 

こうして青い鳥で引き取り

病院で検査すると４匹ともエイズ陽性。

どの子も発症していませんでしたが

隔離部屋で暮らすことになりました。

なおもう１匹の兄妹「艶美」は

スタッフさんがご自宅に引き取りました。

 

そのスッタフさんのコメントです。

 LINE 

亡くなった浅三郎は１歳でしたが

私なりに出来る事をしました。

青い鳥エイズ部屋のおかげで

親兄妹と、過ごさせてもらって

ありがとうございました。

 

８月３日

浅三郎を弔いました。

エイズ部屋で世話をしていた

スタッフさんのコメントです。

 LINE 
  浅三郎はエイズ陽性ですが

発症していませんでした。
シャーシャー言っていつまでも人慣れせず

なかなか触れることが出来ませんでしたが

他に病気があったとは、気づかず

可哀想なことをしました。　　

合掌

 

こうして１匹と分かれ

また新たな別れがやって来ます。

 

８月５日

 

清水久仁子　本日明け方

エイズで長いことSさんに預かりになっていた

プレゼント君が虹の橋を渡りました。

とてもお世話しやすい静かな優しい猫でしたが
一昨日から二日間お風呂に入れても

病院に行ってもお利口で

昨夜はSさんと私によく話しかけてくれました。
どうか皆さん、お祈りお願いします(＞人＜;)🙏

 

見送ることも私たちの大切な勤めです。

ブログに記すのもまた大切な仕事です。

それが

人間よりもはるかに短い命を

駆け足のように速く生きて

ポトリと倒れて散って行くものへの

せめてもの鎮魂歌なのでしょう。

花のように美しく

花火のようにあっけない命への・・・。