おはようございます。
《あかるく、あいかつ、あおい鳥》
春と秋の繁殖シーズンには
生まれたばかりの子犬や子猫が
保健所から青い鳥におおぜい引き取られて来ます。
経済性だけで物事を見る風潮と
「殺処分」という野蛮な慣行が続く限りは
まだしばらく続くでしょう。
そんな中で心を痛めている人が大勢います。
大人だけでなく子どもたちも。
「殺さないで」という悲痛な声を
この国はいつまで黙殺するのでしょう。
これからお話する子犬も
「殺処分」のレールから外れることの出来た
幸運な1匹で 特別な子ではありません。
2月27日
どこで捕獲されたのか
生後1か月ほどの子犬が保健所に収容されました。
青い鳥で引き出し「リーベ」と名づけました。
天使のようにつぶらな眼をした女の子です。
その日はスタッフが自宅に連れて帰り
翌日ワクチンを接種してから
一時預かりのクララ保育園に渡す予定でした。
れいこ: 子犬リーベ。引き出し後に軟便→下痢となり、連れて帰ってからも水下痢が続くので、先ほど簡易検査しました。パルボ陰性。ご飯は完全ふやかしを15g与え、整腸剤+下痢止め投与。元気はあります。
2月28日(翌日)
れいこ:リーベ、水下痢が続き食欲少な目なので受診。1.8kg。寄生虫なし 38.2℃平熱。インターフェロン注射。急性腸炎の診断で、腸内バランスを調える飲み薬クロロマイセチン(1日2回 5日分)。また整腸剤+下痢止めを続けます。体調不良なのでワクチンは後日打ちます。
水下痢が激しくクララ保育園に申し訳ないので、今日も私が連れて帰ります。
3月1日
れいこ:リーベ、水下痢から下痢に落ち着いて来たので、今日からクララ保育園に入園。今の薬を飲みきっても通常便に戻らないようなら、受診してもらうようにお願いしています。
3月5日
れいこ:体調が落ち着いて来たのでワクチン済ませました。しかしまだ軟便が続くので、クロロマイセチンを継続+ビオイムバスター・ディアバスター。
3月9日
れいこ:リーベ 2回目の虫下し投与。虫は検出されませんでした。
3月12日
れいこ:リーベ Aさんから送ってもらった便の写真を見ました。通常便の形になりましたが、粘膜状の便と食欲不振が気になるので、再診してもらうように頼みました。その結果、普通の虫下しが効かないコクシジウムがいることが分かり、来週再診します。
3月17日
れいこ:Aさんより報告。「リーベが昨夜から痒がって眠れない様子」と言うので、受診してもらいました。
フケの検査異常なし。皮膚も悪い感じではないそうです😓 レボリューションをして、痒み止めの注射と皮膚のばい菌を殺す注射を打ちました。抗生物質と痒み止めの薬5日分。これでリーベが寝れればいいんだけど・・・。体重は2.6kgと順調に増えています。
3月24日
れいこ:リーベ 痒み無し。便検査でコクシジウム無し。体重3.1㎏。
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こうしてリーベは約ひと月ほどで体調が回復し
里親募集を始めることが出来ました。
長々とLINEの経過報告を紹介しましたが
どの犬や猫も人間と同じように
医師の診断と治療を受けている という
私たちの命に対する取り組み姿勢を
どうしても皆様にお伝えしたかったからです。
「殺処分」は経済優先・生命軽視の現われであり
その一方で「弱いものを助ける」「いのちを大切に」
と言う大人たちの嘘を子どもたちは知っています。
「殺処分ゼロ」と真剣に向き合い
ただ保健所から引き出すだけでなく
犬や猫1匹1匹の健康管理にも取り組む
私たちの「あいかつ」は 皆様からのご寄付と
Aさんのような一時預かりさんたち
ボランティアさんのご助力でまかなわれています。
*お昼12:00に後編
クララ保育園の卒業と里親さんへのお嫁入を
紹介しますのでご覧ください。
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青い鳥の活動は
皆様のご寄付で支えられています。
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。