いのち綱の重さ―コンテが教えてくれたこと

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

書こうかどうしようか迷って

手つかずのままの記録が手元にあります。

1匹のメス犬コンテに起った悲しい出来事です。

コンテは先月23日の譲渡会で

トライアルが決まり

26日の朝にトライアル先に連れて行かれ

その日の夜に事故で亡くなりました。

 

ご家族は大変な悲しみようで

コンテの死を取り上げて書くことは

さらに追い打ちをかけることになる

・・・と思ったのでこの十日間悩みました。

このまま事情は知らせずにおこうか?

それともきちんと原因を皆様にお伝えすべきか?

 

決めかねているときに

クララ保育園の預かりになっている

プリンの映像がLINEに入って来ました。

動画からとった写真でぶれていますが

躍動感が伝わって来ます。

プリンもトライアル先で脱走し

数日後に捕まえることが出来ました。

逃げた子は捕まえるのは困難ですが

プリンは幸運な子でした。

そのことはStoryプリンと有夏2.

脱走―生還は1割未満か?

で詳しく紹介しています。

そのプリンが元気に走っている姿を見ていたら

コンテの死を無駄にしてはいけないと

改めて思ったのです。

またコンテが生きた証しを遺してやるためにも

書き残しておくことにしました。

 

~*~*~*~

 

これまで譲渡先からの失踪は

里親様の深い悲しみを思い遣って

あまり公表して来ませんでしたが

毎年何回か発生しています。

 

ですから

脱走防止のために青い鳥では

トライアルする際に時間をかけて説明します。

部屋の中でも当分の間は

厳重なケージの中で育てること。

成犬を散歩させる際には「必ず二重リードを」

とお願いして来ました。

 

これまで犬が逃げた原因のほとんどは

二重リードを守らなかったからです。

リードは引き綱であると同時に

「いのち綱」でもあるのです。

どうかそれをお忘れないように

お願い致します。

 

特に犬を飼うのが初めての方は

犬が常に外に向かって行きたがる動物だ

ということをご存知なく

すぐにでも慣れると思っていらっしゃいます。

 

家族の一員として仲良く暮らすイメージが

頭にインプットされているので

どうしても気を許してしまいがちです。

でも犬の身になって考えて下さい。

 

ある日突然 車に乗せられて

知らない土地の知らない家に連れて行かれ

知らない人たちに囲まれて

暮らさなければならなくなる。

 

犬にはその理由が分かりません。

だから不安で逃げ出すことばかり考えます。

そして何日か一緒に過ごすうちに

徐々に信頼関係ができて来て

「この家が自分の住み家だ」とわかるまでに

それなりの時間がかかります。

 

・・・という私にも

自分のちょっとした気のゆるみから

幾度か犬猫と不幸な別れをした経験があり

十数年経ってもその傷はいえることがなく

今も思いだすたびに胸をチクチク刺します。

 

どうかそんな思いをされる方がありませんように

と思って書くことに決めました。

ですから決して今回の事故で

里親様を責める積りはないことを

どうぞご理解ください。

 

6月26日

 

コンテを連れてトライアル先を訪れると

既にしっかりしたケージが用意され

心待ちにされていたことがわかりました。

コンテはご家族に喜んで迎え入れられました。

そして

夜の散歩に出かけようとして

抱っこして家を出てから

リードを着けようとして下に降ろした瞬間に

暴れて逃げ出しました。

 

あわてて後を追いましたが

暗がりの向うでキャンという鳴き声がし

よろよろと戻って来ました。

車にはねられたのでしょう

口から血が出ていました。

 

抱きかかえて

すぐに獣医さんに駆け込みましたが

コンテを見た獣医さんは

もう手の施しようがないといい

間もなく息を引き取りました。

 

コンテは1月16日に保健所から引き取った子です。

生後3か月ほどでした。

青い鳥に来てからの5か月半ほどは

スタッフに可愛がられいっぱい抱っこもされました。

 

また一時預かりさんのお宅でも

先住のワンちゃんやご家族と一緒に暮らし

楽しい時期を過ごしました。

新シェルターでの暮らしも

ひと月ほどですが味わうことができました。

そしてこれから

本当の幸せをつかむという時に

コンテを襲った事故は

私たちに衝撃と悲しみをもたらしました。

 

再度お断りしますが

私たちは決してトライアル先の方を

責めているのではありません。

どなたにも起こり得る事故でした。
 
だからこそ脱走防止ケージの大切さと
リードに託された命の重さを
しっかり受け止めなければならないのです。
そして
一瞬の油断が犬猫の命を危うくし
飼い主の胸にも深い傷を遺すことを
ぜひとも知っておいて頂きたい。
そう思って書くことを決めました。
 
生きものの命を預かるということは
大切に守ってやることではないでしょうか。
それを忘れないように
コンテが身をもって教えてくれたのです。
ありがとうコンテ。
きみと暮らしたことは忘れないよ。
事故に遭われたトライアル先の
ご家族の皆様も
どうかこの哀しみを乗りこえて
新しい命との出会いがありますように。
 
コンテもそれを願っていると思います。
 
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