Story朝陽2.何を語るか無垢の瞳

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

前回のStoryで

朝陽は「飼い主が歳を取って飼えなくなったから」

保健所に捨てられたと紹介しましたが

こうした例が後を絶ちません。

 

山口県のホームページで

保健所を管轄する生活衛生課の欄を見ると

次のように書かれています。

「致死処分される」ことと

「自分で新しい飼い主を探す」こと

が明記されています。

「最後まで飼う」ことは動物愛護法にも

飼い主の義務として明記されています。

にもかかわらず保健所に持ち込まれる。

飼い主の「自分が歳を取ったから」というのは

保健所に持ち込む理由になるのでしょうか?

 

自分が老いることは誰でも知っていて

何年もかかって年老いて行くのですから

その間に「新しい飼い主」を探すことは

充分に出来たはずです。

それがともに暮らして来た犬猫への

当然の義務だと思うのですが。

 

しかも朝陽はまだ1~2歳

と思われる若い犬でした。

つまり最近飼った犬です。

それを

「自分が歳を取って飼えなくなった」

などと言う理由が通るのでしょうか?

 

その一方で県のホームページには

こう書かれています。

朝陽は(他の子も同様に)

わずか2千円の手数料と本人確認のみで

保健所に捨てられました。

動物の遺棄は法律で禁じられているのに

保健所に持ち込むのは遺棄ではないのでしょうか?

 

どんな事情があったにせよ

こんな無垢の瞳を持った子を

棄てた人がいるのです。

悲しいことに

そんな日本人がまだまだいるのです。

今回の法改正で「罰金100万円」の他に

「1年以下の懲役」が加わりましたが

飼い主が「歳を取ったから」というのが

飼えない理由として認められるのなら

ますます高齢化が進む日本で

保健所⇒動物愛護団体という

負の連鎖は止みそうもありません。

 

~*~*~*~*~

 

朝陽が保健所に捨てられ
新たな飼い主になる人もなく
殺処分に回されるのを
青い鳥で引き取ったのが昨年3月。

 

朝陽は非情な飼い主を恨むでもなく

持ち前の無邪気さで

スタッフたちの人気者になりました。

青い鳥がシェルターの移転問題で

大揺れに揺れ

苦難の道を歩んでいた時も

朝陽は笑っているような無邪気な瞳で

私たちの気持ちを引き立ててくれたものです。

 

そして新シェルターへの移転が迫る頃

「大型犬が欲しい」という申し出が舞い込みました。

 

候補として朝陽の他に

今年5月に保健所から引き取った

柴犬風の「のん太」が上がりました。

のん太も首輪の跡がありましたから

矢張り捨てられた犬でしょう。

動物愛護精神の根付いた欧米の方が

「日本の犬にだけはなりたくない」と嘆いたそうですが

この無垢な瞳は何を語っているのでしょう?

朝陽とのん太 どちらに決まるか。

里親希望者さんが

移転したばかりの新シェルターに

見に来ることになりました。

 

続く・・・

 

~*~*~*~*~

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