Humane8. 夫婦の ちょっといい話

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

mikaさんのことは

かつてブログで取り上げたことがあります。

その頃はお名前もお顔も知らず

お隣りの山口市で野良猫保護に

献身的に取り組んでいる人として紹介しました。

 

いつ頃の記事だったろうかと調べたのですが

タイトルも覚えていないので

見つけることが出来ませんでした。

 

実際にお会いしたのは1年ほど前でしょうか

譲渡会でお手伝い頂いている

ボランティアさんのお一人で

目のクリッとしたかわいい人でした。

その後 譲渡会場で何度かお会いしましたが

いつも数匹の猫をキャリーで運んで来て

猫をのぞきこむ来場者に歩み寄っては

熱心に話しかけている姿が印象的でした。

 

青い鳥のボランティアさん達

数十人を結んだLINEにも加わって

お家で保護しているたくさんの猫や

青い鳥からの一時預かりの子を

写真で紹介して下さっています。

ある日「何匹いるの?」と尋ねたら

「今は19匹」と平然と答えました。💦

 

詳しいことは知りませんが

お仕事をしながらの「あいかつ」は

さぞ大変だろうと察しております。

「あいかつ」をしている人には

厳しい状況にもめげずに頑張っている人が多く

みんな目が生き生きと輝いています。

きっと助けた動物の命が内に貯まり

あったかいエネルギーとなって

あふれ出ているのかもしれませんね。

 

先日 譲渡会の帰りに

mikaさんの車に同乗させてもらうことになり

二十分ほどの短い時間でしたが

お話をうかがうことが出来ました。

その際に思い切ってこう尋ねました。

「前からあなたのことを

ブログに書こうと思っているのだけれど

あの話も書いていいですか?」

 

”あの話”とは・・・半年ほど前

猫部屋で世話をしている際にmikaさんが

何人かの親しいボランティさんを前にして

「主人から『離婚する』と言われた」

と打ち明けた時のことです。

大きな目から大きな涙をこぼし

ハンカチを目に当てながら言うには・・・

 

旦那さんから叱られたというのです。

「これ以上家に猫が増えたらどうするん?

次から次に猫をようけい引き取ってから。

ええ加減にせぇ・・・。

いつまでも続けるんじゃったら離婚じゃ!」

 

旦那さんには譲渡会場でお会いしましたが

寡黙でやさしいそうな印象でした。

でmikaさんが言うには・・・

「止めろとは言わんが

1匹譲渡してもひと月あいだを空けてから

次の猫を引き取るようにせんか}

と旦那さんから言われたそうです。

 

お心のやさしさが感じられる条件ですね。

「やっぱりやさしい人じゃん」と思い

ガンバッテ!とガッツポーズで励まし

mikaさんを見送ったのでした。

 

それから後もmikaさんは

ほとんど毎回 譲渡会に

猫を数匹キャリーに入れてやって来ました。

👇赤い矢印が彼女。いつも

積極的に歩み寄り話しかけています。

 

・・・で車の中の会話に戻ります。

「あれから『あの』話はどうなりました?」

「ん・・・?」

「泣いて話してたたじゃないですか」

「ああ、『離婚する』って怒られた話?

あれからなんも言って来んね}

「1匹譲渡した後で

ひと月あいだを置くって条件は?」

(mikaさん笑うだけで答えませんが

譲渡会に新しい猫を連れて来るのです)

「ははぁ、黙認ですか?」

「別になんも言って来んし・・・」

ステキな旦那さんじゃないですか」

「主人も仕事で忙しいけん・・・」

「忙しいからですか・・・?」

「私も、隠し事はしてないし・・・

何でも言って下さいって伝えてるから」

「それでも

『まだひと月たってない』なんて

文句は言わない。太っ腹ですよね」

 

~*~*~*~

 

ね、ちょっといい話でしょ。

信頼で結ばれている夫婦の絆は

ちょっとのことでは揺るがないんでしょうね。

 

mikaさんには病気の子や

ハンディがある子も

何匹か一時預かりして頂いていますが

今回のブログ掲載に合わせて頼んでいた

メッセージを紹介します。

 

『ハンディについての 私の想い』

 

海外での
「ピープル・ファースト」

(者である以前にひとりの人間である)

という考えと同じです。
人間だけでなく 全ての生き物も

そうでなくてはなりません。
差別的な表現をやめて

 障害のある犬猫達の置かれた状況や

周りからの見られ方が

少しづつでも変わるように動きながら

困難かもしれませんが

まずは障害というものの捉え方を

変えていくところから始めなければ

結論は出ないのかもしれません。
 

犬や猫 動物に関しても
ハンディも個性。
健常の犬や猫となんらかわらず 

明るく可愛らしい子ども達。
大切に 愛して
できない事や 比べる事でなく 

小さな価値観に縛られていることを 

気づかせてくれる

喜びや 癒され潤える事を 

見いだせる人を育てる事が 先決です。
 

誰しも100%ではありません。
野良猫への想い
中途半端な優しい気持ちが残酷だという事を

私は保護活動で学びました。
ただ、餌をあげるだけで

自分が気にかけている野良猫たちに

避妊・去勢もさせず

ましてや自宅に連れて帰るということもしない人

いわゆる餌やりは 大変身勝手だと思います。

可哀想 猫が好きだけでは彼等に失礼です。
目の前に餌を置かれたら、必死で食べます。
その結果繁殖に足る体力を得てしまい

単純に餌付けをしたいだけの人のせいで

より多くの不幸が生まれます。
野良ちゃん 外猫ちゃん達も

すきでそうなっているわけではないので

愛の手をさしのべるなら

幸せを約束して責任をとるべきだと思います。

ねこちゃんを好きな方も

そうでない方もいらっしゃいますが 

野良ちゃんに罪はありません。
全ては 私達人間が

つくりあげてしまったものなのですから…
私自身は これからも

命の出逢いを 大切に受け止めて 

前に進んで生きていきます。

 

 

人の言葉をふんわりと受け止め

大きな目にいつも

やわらかな笑みをたたえていますが

しっかりしたHumaneの考え方をお持ちで

青い鳥の頼もしい仲間です。
 

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