Story 亡くなった子猫を探して・・・

 

何度かお伝えしておりますように

コロナ禍によって

お家で過ごす時間が増えたせいか

犬や猫と暮らす良さが見直され

譲渡数が増えています。

 

一方、引き取る犬猫の数も

これまで以上に増えているので

厳しい運営状況に陥っていますが

住む家のなかった子たちが

里親様と出逢い やさしく抱かれて

家族に迎えられて行く姿を見るのは

私たちには何よりも嬉しいことです。

そんな数多くの人と犬猫との出会いの中から

印象に残ったお話を紹介します。

 

 親代わりの猫が死んだ子猫を 

 狂ったように探しているので・・・ 

 

7月4日

 

毎週日曜の恒例となった

子猫のお見合い会が開かれ

この日もご家族と子猫との

多くの出会いがありました。

 

その中でこんな方がいらっしゃいました。

 

飼っていた三毛の子猫が亡くなってから

その母親がわりだった1歳くらいの猫が

狂ったように子猫を探し回っている。

その姿を見ていると切なくなるので

何とか他の子猫を探して

代わりにそばに置いてやれないか

・・・と思って来ました。

 

といって子猫を見て回りましたが

よく似た子を見つけて

ひと目で気に入った様子です。

「いるる」ちゃん

5月10日に生後3週間ほどで保護された

4匹兄妹の1匹です。

(*右端いりり⇒いるると名前が変わりました)

そしてもう1匹 茶トラの「みこ」も気に入り

2匹でトライアルすることになりました。

これが引き取った時のみこ。

2匹とも預かりさんやスタッフのお世話で

こんなにきれいになって見染められました。

 

トライアルしたその日に

里親様から写真が送られて来ました。

母親代わりのシルクちゃんといるるです。

 まるで本当の母子のように寄り添っています。

“動物には心が無い”

なんていったい誰が言うのでしょう。

 

追って連絡が届きました。

📧

いるるちゃんとみこちゃんをトライアルしたNです。

2匹を正式に迎えます。

名前をマヌンとマロンに変えました。

今元気いっぱいに先住猫に甘えています。

マヌンはお腹が横に張って可愛らしくなってます。

マロンは小さいながらも落ち着きのある子です。

ご安心ください♪

 

こうして2匹は幸せをつかみました。

そして何よりも

亡くなった子猫の代わりを探して

青い鳥まで足を運び

母親代わりの成猫に添わせて上げる

飼い主さんのやさしさが嬉しいですね。

 

 

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