Story バニラ:少女の切ない思いが救った犬

 

「命のリレーのアンカーは里親様」

といつも申し上げておりますが

犬猫が保健所に収容された時点から

気にかけてに引き出しを依頼して来る方も

いらっしゃいます。

 

青い鳥は防府市での殺処分ゼロと

懸命に取り組んでおりますが

他市の保健所からの引取りには

資金面・人員面でとても応じられず

お断りしています。

しかしご自身で里親になられる覚悟のある方は

例外として要請に応じることもあります。

 

今回紹介しますのもそうした例で

犬猫をゴミのように殺処分する悪慣行が

どれだけ心やさしい人々の暮らしに

暗い影を投げかけているかを

身に染みて感じられる話として

ぜひともお読み頂きたいと思います。

 

 

11月14日にトライアルした
1~2歳オス(バニラ⇒)バニラくん


📧
バニラを家族として迎えたいと思います。
ここからは娘の文章です。(お父様より)
👇

(以後は7月初め頃の話です。

また娘さんは 後に送られて来たお写真から

中・高校生くらいと推察されます)


事の始まりはペットのおうちというサイトで
バニラじゃない子が

周南の保健所に入れられていて
期限が後少ししか無いという事を

私が見つけた事でした。
 

まずは母に頼み
周南市の保健所に連絡を入れたのですが
繋がらず、尋ねる宛も分かりませんでした。
母が山口の動物愛護団体さんを探したところ
「青い鳥動物愛護会さん」にたどり着きました。

私は泣くわ泣くわの状態で

母に電話をしてもらい
奇跡的に代表の清水さんに繋がりました。
青い鳥動物愛護会さんは
防府市のわんちゃん猫ちゃんで

手一杯だということ
多額な借金をして犬猫を助けているという事を

私は私は泣きながら真剣に聞きました。

その上で無理に頼んだことを覚えています。
清水さんは
青い鳥の成犬を一匹引き取ってくれると
また新しい子を入れるスペースが確保できるので
私達が一匹引き取れば
その子を助けられるかもしれない。
と言われました。

その日の夜、私は
その子の事と、もう一匹引き取りたい
という気持ちを父に伝えると
勿論簡単には飼えないと言われました。
私はその子のことを想い、何度も泣きました。
その後も私は説得しようとしましたが
泣きすぎで頭が痛くなってしまい
寝てしまいました。

そして母はこの様子をみかねて
清水さんに電話をしました。
すると清水さんは
「その子をお渡しするのではなく
青い鳥の馴れた子をお渡しする
と言うことを話してみて頂けますか?
また夜中にでも連絡ください。」
と言われました。
本当にありがたかったです😢
そして結局その日は
話の決着が着きませんでした。

次の日
父が仕事に行く前にまた少し話をして
その後電話をしたところ、父が
「私には世話が出来るのか
ママは経済的にどうなのか。
それを踏まえて二人で決めなさい。」
と言った為
私の気持ちは勿論
その子を助けたいという気持ちでいっぱいで
助けるという選択肢しか

思い浮かびませんでした。

そして母に電話をしてもらい
清水さんに周南市保健所に電話で確認して頂き
「その子の期限が延びましたよ!」
と連絡が入りました。

そしてまた五日後の朝

周南市保健所と連絡を取り
犬の管理番号の話を伝えたところ
その番号の子がおらず
「この子ですかね?」
と言われた子がバニラでした。
特徴を教えて貰いましたが
その子と特徴が違ったので
周南市保健所のホームページを見て
その子はいない事が分かりました。
どうやらその子は引き出されたようでした。

今その子がどうしているかは分かりませんが
幸せであることを願っています☺️
そしてサイトには三匹のわんちゃんがいましたが
誰かが他のわんちゃんを引き出してくれることを願い
一番期限が早いバニラを引き取って貰いました。
清水さんはそのままバニラと動物病院に行くと言い
「また落ち着いたら連絡します」とのことでした。
その後また連絡を頂いて

名前を決めることになりました。

清水さんと私達で話し合ってみんなで案を出しましたが
なかなか良い案を思いつかず
もう一度周南市の保健所のホームページを見返して
毛の色がバニラのようだったので
私がバニラ!と言ったところ
しっくり来たのでバニラに決まりました😂

 

 

読んでいるだけで

少女の切ない気持ちが伝わって来て

胸が痛くなり涙がこぼれます。

日本の行政は青少年や優しい市民たちに

殺処分という悪習慣が

こんな苦しみを与えているんだということを

真剣に受け止めて欲しいと切に願います。

 

こうして7月14日

周南市保健所から

1歳ほどのオスの成犬を引き取り

バニラと名づけました。

 

7月15日
 

さやか:周南保健所引き出し
成犬、バニラ、約1歳、オス
去勢手術
ワクチン
爪切り
検便異常なし
フィラリア陰性
レボリューション
抗生剤が出てます。

 

こうしてひとりの少女の愛が

1匹の犬の命を救いました。

 

続く・・・

 

宇部市Y様/匿名様/山口市S様/防府市H様/里親様より

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