Story 月1.少女からの手紙

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

今年1月29日に開催した譲渡会で

とっても嬉しいことがありました。

 

会場の片隅で

青い鳥のスタッフと熱心に話す親子がいました。

野球帽をかぶった少女の胸には

しっかりと子犬が抱かれています。

この日トライアルが決まった2か月のオス「ハン」。

母犬マリアが命がけで守った子の1匹です。

ご家族は4人。ご両親と小学生の姉と弟。

 
少女はお母さんと一緒に青い鳥のスタッフに
動物愛護のことをたずねていた様子です。
そして別れ際に封筒を手渡してくれました。
 
 
「青いとりさんへ
動物のためにつかってください!!」
と書かれた白い封筒はお姉ちゃんからのものでしょう。
開くと こんなお手紙がありました。

 

 

青い鳥さんへ

お元気ですか? 月がうちに来てからの、

毎日が、幸せにおくれています。

私のことですが、月の、しんぞう病もなおせる、

動物の医者をめざしています。

青い鳥さんにお金をきふしようと思い、

2000円きふすることを決しんしまして、

ふうとう(2まい目)にはいっています。

これからもいろいろとおせわになりますが、

どうぞよろしくおねがいします。

きたない手紙ですいません。

(字をたくさんまちがえてすみません)

月のかいぬし 〇〇より

 

「月」というのは

昨年8月7日に2か月で譲渡したメス犬のことです。

 

そして弟さんからと思われる茶色の封筒には

「青いとりさんへ

おしごとがんばってください。」
と書かれ
下のほうの「さい。」の字がかすれて消えていました。
ボールペンのインクが切れたのか
それとも一生けんめいに持った手の指で
こすれて消えてしまったのかわかりません。
でも、しっかりと力強く筆跡が刻まれ
末尾の「。」まで読み取れました。
 
 
ね、読めるでしょ。
きっと力いっぱいに書いたのでしょう。
姉弟の熱い思いが伝わってくるようです。

小学生の二人にとって2000円は大金です。

ご家族は譲渡会で何を熱心に話していたのでしょう?
応対をしていたスタッフに聞いてみました。
 
とても動物への愛情が深いご家族で
ご両親からもご寄付をいただきました。
その時に二人のお子さんからもそれぞれに
寄付の入った封筒を渡され感激しました。
 
去年月ちゃんを譲渡した際にもお話をうかがいましたが
ご家族は娘さんのご希望で
動物愛護センターを訪ねていろいろと勉強し
保護犬を家族に迎える事を決めた
と言うことでした。
今回も短い時間でしたがお話しできました。
9歳の娘さんが殺処分のことなどもきちんと知っていて
動物を助けたいと思っているのが印象的でした。
 
 
これから何回かに分けて紹介するのは
昨年譲渡した「月」というメス犬と
小学生の姉弟と
今年トライアルした「ハン」という子犬と
里親様ご家族のやさしいStoryです。

 

続く・・・

 

【青い鳥の詳細につきましては】

ホームページ をご覧ください。

http://aoitori-aigo.org/

里親募集/ボランティア募集

ご支援の方法/ふるさと納税/よくある質問

等を掲載しております。

 

応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 その他生活ブログ ボランティアへ