Storyペル1.片目の女の子

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 
青い鳥で保護するWanちゃんNyanちゃんの多くは
野良の母親から生まれてすぐに保健所に捕獲されたり
飼い主に車で運ばれて山や公園に捨てられたり
あるいは何らかの理由で「飼えなくなったから」と
保健所に連れて来られたりした子がほとんどで
引き取り手がなく1週間の期限が過ぎると
殺処分されてしまう子たちです。
動物の勘でそんな自分の運命を感じ取り
どの子も暗く絶望的な目をしています。
それでも
青い鳥のシェルターや一時預かりさんの家で
人間たちの優しい心にふれて少しずつ心を開き
里親様に巡り合ってやっと幸せな暮らしをつかみます。
このStoryシリーズを始めたのは
どんな子にも歩んで来た道があり物語りがあり
必死に生きて来たことを
皆さんにお伝えしたかったからです。
 
今回は1匹のメス猫にスポットをあて
彼女が見て来た世界に
思いを馳せてみたいと思います。
 
*~*~*~*~*~*~*~*~
 
一昨年の5月2日にこのような記事が載りました。
 

この子は大きい猫で2歳くらいの女の子です。ケージごと捨てられていて大変寒いなか雨に濡れ、うずくまっていて瀕死のところを保護されました。瀕死の動物を保護するとやはり助けられたことがわかるのかいつも大変良い性格になります。この子も例外ではなくどうしたの?と言いたいくらいの良い子です。錆び柄のロン毛で、しっぽも長くフサフサです。もう完全に回復し、検査でも異常なしでしたがやはり片目は見えないままでした。やせ細っているけれど、命が助かってよかった。

片目ちゃんですが
最高のセラピーキャットになれると思います。

 

↑この記事を見た読者が里親様募集のチラシを
作って送ってくれました。
 
 
この子は捨てられるまでに
どんな暮らしをしていたのでしょうか。
数匹の猫と一緒にケージに入れられ
山中で雨に打たれていた・・・というだけで
それ以前の経歴は闇の中です。
 
右目も最初から潰れていたのではなく
ケージの中で痩せ細って雨に打たれ
他の猫たちが次々と死んでいく中で
必死に生きようとエネルギを燃やし尽くした結果
のように思われます。
人間の非情で潰された右目なのでしょう。
ですから
チラシのヘッドコピーにあるように
「この眼に幸せな世界を見せてあげたい」
私たちもそう思っていました。
 
続く・・・
 

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