きじ猫物語り2.交差点のただ中で

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

1月29日の譲渡会で

里親様と出会えなかったラファエロは

その後もシェルターで暮らすことになりました。

そして

さまざな猫たちが入っては出て行くのを

何か月ものあいだ

ただ ずーっと見続けていました。

 

🐈 交差点を司宰するもの 🐈

 

猫は毛の色や模様や形状で見分けますが

黒・白・茶・クリーム等の色や

トラ・渦巻き・斑点・霜降り等の模様

さらに単色・二毛・三毛等があり

1153通りの組み合わせがあるそうです。

これらはすべて遺伝子が司っていて

遺伝子こそが「いのちの交差点」の司宰なのかもしれません。

 

青い鳥に来ては出て行く猫の数もかなりの数になり

全てを紹介するわけにはいきませんので

キジとトラ、あるいはそれらが混じった子に絞って

ラファエロがシェルターにいた時期に

青い鳥の交差点を通り過ぎて行った子たちを

たどって行くことにしましょう。

 

🐈 交差点のただ中で 🐈

 

2月8日

7か月キジ♀ももちゃん

この子を預っていた方が避妊手術を済ませたばかりの

ももちゃんをシェルターに一緒に連れて来た時に

たまたま猫を欲しがっていた方がいらして

その場でトライアルが決まった運のいい子です。

 

2月26日

リン♀1歳白キジ

(写真ありません)

 

3月15日

ポテト♂

黒猫のばらがシェルターで男の子を1匹産みました。

この子は「ポテト」と名づけられ

母猫がお乳を与える様子がないので

一時預かりさんのお宅で授乳して育てられました。

少し縞が入っているので白キジとして加えました。

ポテトは4月23日に譲渡されて行きました。

 

3月21日

保護された3匹の子猫を引き取りました。

 

4月1日

じん♂1か月

譲渡されて行きました。

まみ♀1か月

譲渡されて行きました。

子猫たちはすぐに貰われて行きますが・・・

 

4月6日

ココとシャネル

ボランティアさん宅に一時預かりされていた

鈴ちゃんが子猫を2匹産みました。

鈴ちゃんはラファエロによく似たきじ猫です。

 

4月27日

シェルターの黒猫キキが3月に出産した子猫が

ようやく顔を見せ6匹確認出来ました。
いたずら盛りの可愛い子たちで すぐに里親様が現れるでしょう。
 

5月1日

青い鳥がいろいろとお世話になっている方が
子ネコを5匹保護しました。
ラファエロが青い鳥に来てから4か月
何匹の子猫たちが交差点を通り過ぎて行ったでしょう。
 
子猫ばかりがもらわれて行く中で
ラファエロはいつしか猫部屋の大先輩となりました。
しかし 交差点のただ中にいるのに
出会いの機会はなかなか訪れず
毎日世話をするスタッフに対しても
いつまでも心を開こうとはしません。
 
●5月2日
 
そして
交差点を行き過ぎる猫と人を見続けて来たラファエロにも
ようやく足を止めて
手を差し伸べて下さる方が現れました。
既に2歳を過ぎた頃でしょうか。
おそらくラファエロが初めて出会う飼い主です。
 
トライアルに行くお宅には先住猫(なつめちゃん)がいるので
ラファエロとの相性を確かめるために
トライアル期間を長くとって様子を見ることにしました。
 
なつめちゃんと一緒の写真を撮ろうとしましたが
ラファエロは箱の中から出ようとしません。
一度閉じた心を開くことは出来るのでしょうか。
 
トライアルに出されてからも
彼にとっては再び「待ち」の時間が流れるのでしょうか。
それは私たちにとっても祈るような時間でした。
 
続く・・・
 

 

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