Storyシェルター 3.女神がほほ笑む時

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

新シェルターの建設地が見つからないのなら

無理をせずに暫く今のシェルターにいたら?

とよく聞かれました。

でも何としても3月末を目途に

移転しなければならない理由(わけ)がありました。

 

それについては今はまだ言えませんが

いつか公開できる時が来たら

お伝えしようと思っています。

今は

「どうしても出なければならなかった」

・・・とだけお聞き納めください。

 

そうした追い詰められた状況で

私たちの窮状を見かねて

空き家を無償で貸して下さる方が現れ

80匹の猫たちは

大晦日までに引っ越しさせる予定が立ちました。

 

でも12月になったのに

犬たちの引っ越し先がまだ見つかりません。

不動産屋が紹介してくれる土地も

何らかの条件で適さない物件ばかり。

自然環境に恵まれたこんな地方の小都市でも

動物シェルターの建設は難しいのでしょうか?

 

絶望感に打ちひしがれながらも

私たち理事は最後の力を振り絞り

これまで候補地に挙がった

5つの場所を検討し直しました。

市街化調整区域に入る2か所は建設不可。

1か所は土地を売るのに反対の親族がいる。

1か所はアクセスは良いのだが人家が近く

犬の鳴き声で苦情が来ることが予想されるので断念。

 

こうして残ったのは最初に見に行った場所でした。

佐波川と県道に挟まれた静かな場所で

環境は申し分ないしアクセスも良い。

調整区域ではなく建設許可も下りる。

けれども狭いし値段も高い。

これではドッグランを作るスペースも無い。

でも・・・早く土地を確保しシェルターを造らなければ

春までに犬を移動できない。

あれこれ悩み抜いた末に

「狭くてもここしか残っていない」

「ここに決めて、後のことはまた考えよう」

ということになり

購入の契約を済ませたのが12月22日。

慌ただしく隣接する土地の持ち主さんたちに

ご挨拶して回りました。

 

そして

信じられないような事が起りました。

下の図を見て下さい。

が青い鳥の取得した土地です。

何とAの地主さんが青い鳥のために

隣りの土地を無償で提供して下さいました。

またBの地主さんも格安の賃料で

使用させて下さることになりました。

さらに県道をはさんだ向かいのCDの地主さんも

私たちの活動を理解されて

格安の賃料で使わせて下さることになったのです。

周りがお心の広い方ばかりで

本当に感謝しております。

こうして当初予定した

3倍近い土地を確保することが出来ました。

 

運命の女神は簡単には

ほほ笑んでくれないようですね。

数々の試練を与えて人間を試し

それを乗り越えてきた者だけに

ほほ笑んでくれるようです。

 

私たちは感動しましたが

女神の微笑みに酔う間もなく

更なる試練が待ち受けていました。

 

続く・・・

 

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