Diary2/5~11 舌切り雀とお釈迦様

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

毎月第4日曜日は スマイルほうふで

譲渡会を開催する日です 11~14時 

 

近ごろ祖母のことをよく思い出します。

ホームレスの犬猫を保護しては

里親になってくれるお家を探し

自分で連れて行っていました。

 

ご近所は祖母の頼みで

どこも既に犬か猫を飼っていたので
里親になってくれる家が減り

次第に隣りの町内、隣り町・・・と

譲渡先の輪を広げて行きました。

譲渡会もインターネットもない頃の話です。

 

まだマイカーのある家は少なく

わが家にも車はありませんでしたが 

祖母は遠くても面倒くさがらずに

乳母車に犬や猫をのせて訪ねて行きました。

そのお供をよく私がさせられました。

長い道のりを 学校唱歌を歌ったり

祖母が語るおとぎ話に耳を傾けたり・・・

のどかな時代だったのですね。

でも この時間が私の精神形成に

とても大きな役割を果たしたんだなぁと

今になってつくづく思います。

 

祖母がよく聞かせてくれたのは

「舌切り雀」の話でした。

糊を食べた雀の舌をハサミでちょん切るとか

欲張りばあさんがつづらを開けると

恐ろしい化け物がぞろぞろ出てくるとか

子ども心に楽しくはありませんでしたが

祖母が伝えたかったことは

ちゃんと心に浸み込みました。

 

欲張りな人になってはいけない。

欲が膨らむと不幸も膨らんでしまう。

 

私は祖母にたずねました。

「どうしてお婆ちゃんは

こんなに遠いところまで

犬や猫を届けに行くの?

祖母は足を止めて言いました。

「ひとつは犬や猫の命を助けるためさ」

 

「ほかにもわけがあるの?」

祖母はしゃがんで言いました。

「もうひとつは里親になってくれるご家族に

幸せを届けるためだよ」

「シアワセって犬や猫のこと?」

「そうさ、犬や猫と一緒にいると楽しく暮らせるだろ」

「でも、おばあちゃんが

お金をもらえるわけじゃないでしょ?」

その頃の日本は既に

金銭で価値をはかる風潮が

子どもの心までも蝕み始めていました。

 

祖母はじっと私の目を見て言いました。

一番大切な理由を教えるからよくお聞き。

それはね・・・

自分だけでなく生きものや

他の人のために働いていると

自分も幸せになれるからだよ

 

その時の私にはよく理解できませんでしたが

日本でもボランティアが盛んになり

今こうしてNPO(非営利)が

社会の大事な一翼を担う時代になって

よくわかりました。

 

祖母はボランティアなんて言葉もなかった頃に

既にその大切さに気づいていたんですね。

そして2500年も前にお釈迦様が

「利己」と「利他」ということについて

こう言っているのを知りました。

 

「幸福は愛他精神から生まれ

不幸は自己本位の心から生まれる」

 

 

●2月5日(水)

 

2・5か月のメス犬をトライアルに出しました。(イヴ)

 

●2月6日(木)

 

保健所から1・5か月の犬4匹を引き取りました。

 

●2月7日(金)

 

保健所からオスの成犬1匹を引き取りました。(海)

海くん👇

 

成猫3匹を保護しました。(ひびき そら 大)

 

●2月9日(日)

 

シェルターで譲渡会を開きました。

9か月のメス猫2匹をトライアルに出しました。(チャッピー コタ)

 

●2月11日(火)

 

昨年11月に引き取った8か月オス猫が逝きました。(おはぎ)

 

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